モルモットのベッドはふかふか素材をオススメします

モルモットは性質上、ベッドを作ってもそこでぐっすりと熟睡はしません。

警戒心が強い動物なので、半目を開けて眠るほど熟睡しない動物なのです。

また、モルモットは寒さに強い動物ではありません。
住んでいる部屋の状態では、ゲージにホットカーペットを敷かなければ適正な温度を保てないこともあります。

基本的にはトイレの場所は覚えませんから、せっかく用意したふかふかベッドがおしっこだらけになることも予想されます。

用意したベッドにペット用のシーツなどを敷いておくと、直接汚れることを防ぐことができます。

初めは、フリース素材などを折りたたんでゲージに入れ様子を見てみましょう。
ふかふか素材を気に入ってくれたのなら、もこもこベッドを用意すると、そこで眠るカワイイモルちゃんを眺めることができるかもしれませんね。

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モルモットは寒さに弱いので温かい寝床を用意してあげましょう

モルモットの原産国は南米で、乾いた草原地帯で暮らしています。そのため寒さにも暑さにも強くありません。寒さに対しては10度までが限界です。

部屋の温度も10度を下回ると、モルモットの動きが鈍くなるので、お家の中の温度は20~26度までの間で設定をしてあげることがベストです。

しかし夜寝る時などは、節約や節電のためにエアコンを切る方もいらっしゃいますよね。10度を下回らないのであれば、エアコンや暖房器具をオフにしても良い気がしますが、やはりモルモットにとっては、居心地の良い環境とはいえません。

このような場合はモルモットのケージにだけ、小動物用のヒーターを設置したり、ケージの一部分だけを床下から動物用のカイロを使って温めるなどの工夫をしてあげましょう。

ヒーターを使用する場合は、ケージすべてを暖かくするのではなく、一部分にすることがポイントです。暑すぎたときには自らモルモットがケージの中で避難をするので、わざと温度の違う場所を作って上げてくださいね。

またヒーターを使用するほどの寒さではない場合には、毛布やフリースなどで巣箱を覆ったり、温かみがある素材で作られたふかふかのベッドを用意する方法もあります。

お家のケージの環境に合わせて、寝床を用意して上げてください。

モルモットの寝床。ベッドはどんなものを選べばいいの?

モルモットの寝床のベッドに、冬ならふかふかのベッドもあります。とご紹介をしましたがその種類はどのようなものがあるでしょうか。

モルモットのベッドは大きくはこの3つに分かれます。

  • 巣箱タイプ
    夏場に使用している巣箱のように天井があり、モルモットがフカフカの生地にすっぽりと中に収まることが可能です。モルモットは安心できますが、中から飼い主さんがモルモットを出したいときには、手こずるでしょう。
  • クッションタイプ
    その名の通り、形状はふかふかの少しくぼんだクッションのようになっています。天井がないので臆病な性格のモルモットには不向きですが、お家の環境になれて巣箱からでて眠ることが出来るモルモットなら使用することが可能です。簡易的な作りのため他のベッドから比べると低価格なのも嬉しい点です。
  • トンネルタイプ
    入り口が2つ以上ついていて、モルモットの遊び場にもなるのがメリットです。巣箱のトンネルタイプとは違って、ベッドの場合は底がついているので、掃除が大変なところは他のベッドと変わりがありません。

ふかふかのベッドでも、よく見てみるとこのような違いが見られます。お家にいるモルモットの性格とも相談をして、どのタイプにするか選んでください。

モルモットはベッドで熟睡しません

モルモットに新しいふかふか素材のベッドを購入したのに、熟睡していないように感じ、飼い主さんは不安になってしまうこともあるのではないでしょうか。

結論からいうと、モルモットは寝ていても熟睡をしない習性があるので大丈夫です。

モルモットは自然界では捕食される側の動物で、いつも危険と隣り合わせ。そのため日中は穴の中で敵に見つからないように、できるだけ動かずに過ごし、夜になると行動する夜行性です。

昼間の間は寝ているように見えるモルモットですが、実際はウトウトしているだけで、危険に備えて熟睡はしないのが本来の姿です。

巣箱は基本、モルモットが安心して過ごせるように天井がついているので、普段は寝ている様子を間近で見ることがなかったのではないでしょうか。巣箱で寝ているときも、熟睡はせずにいたはずです。

しかしモルモットをひとくくりに考えることはできません。薄目を開けたまま熟睡をしないモルモットがいる中、目をしっかりとつぶり、巣箱からでて横になり安心しきって眠るモルモットもいます。

人と同じように、モルモットにも性格があるので、他のおうちの子と比べて、うちのモルモットは熟睡ができていない!と心配しないでくださいね。

モルモットはトイレを覚えにくいのでベッドでもおしっこをしやすい

モルモットを飼育している方なら、ご存知の通りモルモットはトイレを覚えにくい動物です。

ケージの角に糞をするなど、糞ならある程度決まった場所にする個体も少なくありませんが、おしっこに関しては、いたる場所でしてしまう。そんなモルモットがほとんどです。

コレは寝床や餌場でも例外ではありません。人にとってはそのような場所で排泄物をする事は考えられませんが、動きが止まると排泄物をするモルモットの性質から言うと、寝床や餌場のほうが排泄をする確率は高くなると言えます。

もちろんふかふかのベッドを設置した場合も例外ではなく、ベッドに排泄物をしてしまうでしょう。

だからといってモルモットを叱ったり、怒ったりしてはいけません。仕方のないことだと諦めましょう。とっても臆病なモルモットなので大きな声を出しただけでも、恐怖を感じてしまい、せっかく築いた信頼関係を失ってしまう原因になりかねません。

モルモットに汚すことをやめてもらうのではなく、汚したくない場合は飼い主さんが対処を行うのが一番ベストな方法だと考えてください。そこで少しでも汚れを防ぐ方法としては、ベッドの上にタオルなどを敷いて、汚れたらタオルだけを交換する方法、またペットシーツをベッドの上に置いて使用する方法があります。

モルモットにベッドを用意する際には、汚れることを大前提に考えて、ワンシーズンで使い捨てにしても良いものを使う、また洗い替えを用意するなどの対応なども必要です。

モルモットのベッドを手作りする方法もあります

飼い主さんやお家のモルモットが気に入るものが無ければ、自分で手作りする方法もあります。

手先が器用で、普段から裁縫をする方なら、最初からベッドを手作りする方法や、ちょっと不器用で裁縫が苦手だという方なら、既成品を改良する方法も!

可愛いモルモットのベッドは、少しだけ自分の手を加えて、世の中に一つだけのオリジナルにしてみるのも良いですよね。

また不器用さんでも、フリース素材を袋状に縫い合わせ、綿を付けて口を閉じる。こんな一見すると洋風な座布団も、モルモットのベッドにすることもできます。

モルモットがベッドに入ってくつろぐ様子は本当に可愛いものですが、用意したベッドを噛んでしまうような場合は、使用することができませんので、残念ですが使用を中止してください。

また普段は噛み癖が無いモルモットも、環境のちょっとした変化にストレスをためて、いつもはかじらないものを噛んでしまうこともあります。

布製のものをケージの中に入れる場合には、かじっている場所がないかどうか、掃除をする際には必ず毎日チェックをすることを忘れずに行ってください。