モルモットのケージは衣装ケースで作れる!作り方や注意点

モルモットのケージを衣装ケースで作りたい!ケージを買うよりも安い衣装ケースの手作りケージ。どんな材料が必要で、どのように作ればいいのでしょうか?

ケージが届くまでとりあえず衣装ケースをケージにする人も、衣装ケースケージで飼いたい人もこの方法でモルモットが安心して過ごせるように手作りしてみませんか?

衣装ケースでケージを作るときには、気をつけなくてはいけないポイントがあります。

金属製のケージの場合、モルモットが噛んでしまうことがありますが衣装ケースならその心配がありません。

しかし、すき間がないからこそ温度や湿度には注意してください。そんな衣装ケースのケージの注意点や置き場所、掃除をする頻度などを紹介します。

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モルモットのケージを衣装ケースで作ってみよう

モルモットのケージ作りで用意するもの

  • のこぎり又はカッター
  • 電動ドライバー又は普通のドライバー
  • 結束バンド
  • スノコ
  • 衣装ケース
  • 焼肉用の金網

モルモットのケージとなる衣装ケースはモルモットが逃げ出さないように、ある程度深さのあるものを使用しましょう。

衣装ケースで作るモルモットのケージ作り手順

  1. スノコは衣装ケースに敷いて床材にするので、ケースにピッタリ合う大きさに予めカットしておきます。
    またモルモットの足がスノコの隙間に挟まらないように、隙間の狭いものを使用、そしてモルモットがかじってしまうことも考えて、着色されていないものを選んでください。
    金網は上に蓋として使用するため、こちらも収納ケースに合った大きさのものだと使いやすいでしょう。
  2. 衣装ケースと金網を結束バンドでつなぎます。この時衣装ケースに穴を開けますが、ドライバーを温めて穴を開けると電動ドリルがなくても、穴を開けることが出来ます。
    また空気穴が必要だと感じる場合は、必要に応じて衣装ケースに同じようにして穴を開けてあげると良いでしょう。
  3. 後はスノコを衣装ケースに設置して、巣箱や水・エサ箱、牧草などを入れればモルモットが生活できるケージの完成です。

モルモットのケージを衣装ケースで作るときには水の設置場所も忘れずに

衣装ケースをモルモットのケージとして使う場合、皆さんが困っている点は水の設置場所。

エサ箱と同じように陶器製の水飲みを設置している方もいらっしゃいますが、飲みたい時に飲みたい量だけ飲めるボトルタイプの水飲みが便利ですよね。

しかしそのタイプの場合ケージに取り付けて使うようになっているので、衣装ケースをケージ代わりに使用する場合は設置場所に困ってしまいます。

そこで衣装ケースへの設置方法ですが、やはり面倒でも衣装ケースに取り付け穴を付ける方法が一番水飲みが安定するのでおすすめです。

穴の開け方は上記で説明したとおりです。

金属製のドライバーを熱して穴を開けます。また釘を熱して衣装ケースに穴を開ける方法もありますが、どちらにしても熱した部分でやけどをしないように気をつけましょう。

穴を開けたら針金を通して輪っかを作り、そこに水飲みボトルを固定します。針金はモルモットが怪我をしないように衣装ケースの外側で縛るようにしてくださいね。

衣装ケースでモルモットのケージを作るときにはすのこのすき間に気をつけて

衣装ケースに入れたスノコは、その隙間から排泄物が下におちるので掃除がしやすくなるというメリットがあります。

これは市販されているケージの底に使用されている金網と同じ役割です。しかしケージはほとんどがうさぎ用。うさぎだと金網に足を取られることも少ないですが、モルモットの場合はこの金網を使用すると足が埋まり、骨折など怪我をする可能性が高くなります。

そのため隙間が少ないスノコが便利なのです。

またスノコは木で作られているので、モルモットがかじったときも安心なのが嬉しい点ですよね。

しかし市販されているスノコには、隙間が大きく開いているものもあります。これではスノコを選んだ理由がなくなってしまうので、購入する際にはスノコの隙間の開き具合に注意をしましょう。

ちなみにモルモットはその体の割にはよく食べ、沢山糞をする事で知られています。掃除は毎日必衰!そしてスノコも定期的に水洗いが必要なため、スノコは洗い替えを用意しておいてくださいね。

モルモットのケージを衣装ケースで作るときの注意点

モルモットのケージに衣装ケースを利用すると、丸洗いするときのラクさもメリットの一つです。

またスノコの下に新聞紙を敷いておくと、スノコを外して新聞紙を取り替えるだけで日頃のお掃除を済ませることが出来て手軽です。新聞紙を食べないように注意をして使用しましょう。

モルモットのケージを衣装ケースで使用する時の注意点について

それは温度管理です。通気を考え天井を網にして風通しを良くしていますが、夏場などはそれでは十分ではなく、ケージの中の空気がこもってしまうことも考えられます。

外出時も室内の温度が一定になるようにエアコンを設定していく、また衣装ケースにいくつか空気穴を開ける、衣装ケースには熱がこもらないようにする工夫をしなければいけません。

また衣装ケースは高さがある物がほとんどのため、モルモットが脱走することはないと、天井の金網を付けない方もいらっしゃいます。しかし巣箱や取り付けた水飲みに上りケージから脱走することもあるので油断は出来ません。

念のために金網の天井を設置することをオススメします。

モルモットのケージを衣装ケースにしたときの置き場所と掃除の回数

モルモットの衣装ケースのケージはどこに置いたら良いのか?置き場所によって温度も変わるので注意が必要です。

風通しの良い場所を重視して窓辺に置いてしまうと、日中太陽の熱を浴びてケージの中の温度は急上昇してしまいますし、逆に涼しさを重視してエアコンがよく当たる場所にケージを置いてしまうと、今度は風が当たって呼吸器などの粘膜が乾燥し、ウィルスが付着しやすくなってしまう可能性があります。

日光やエアコンの風が直接当たる場所を避けてケージを置くこと、また湿度がありすぎる浴室の近くなどもケージの置き場所としては不適当なので注意をしてください。

そしてケージの掃除に回数についてですが、先述したとおりモルモットはよく食べ、よく出します。

そのため掃除は毎日が基本です。牧草を床材として使用している場合は汚れている部分だけ毎日取り除くこと。スノコを使用している場合は下に落ちた排泄物を毎日キレイにしましょう。

定期的にケージの大掃除をして、スッキリとキレイにしてあげよう

モルモットは臆病で警戒心が強い他にも、きれい好きな性質があります。そのためケージの中が汚いとストレスがたまり、体調を悪くしてしまうこともあるので、掃除をすることは飼育をする上で重要な点なのです。

もちろんモルモットに被害が及ぶだけでなく、掃除をしないと結構な臭いを発しますので、飼い主さんにとってもケージを清潔にしないわけには行かないですね。