モルモットが噛む理由・甘噛と本気で噛む時の対処法と懐く方法

お子さんが飼いたいと言って飼い始めたモルモット。家族の一員として迎えたモルモットに噛まれてしまうと、お子さんや飼い主さんが怪我をしてしまうこともあります。

モルモットが飼い主さんを噛む時、甘噛みの場合と本気で噛み付く場合があり、噛み付く理由もそれぞれに違います。モルモットが噛む時の理由と対処法を知って、安全に飼育できるようにしましょう。

ここでは、モルモットの甘噛みや本気で噛む時の理由を具体的に解説し、それに対する対処法をお伝えしていきます。

それに加えて、モルモットが飼い主さんに懐くまでの期間や、その方法についてもお伝えしますので、家族の一員として加わったモルモットと仲良く過ごすためにも、是非参考にしてくださいね。

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モルモットが甘噛をする理由

モルモットが噛む理由には、その特徴的な歯が関係している

モルモットは齧歯類なので、一対の門歯は一生涯伸び続けます。

歯が伸び続けてしまうと、適切な食事を摂ることが出来なくなり、食欲の低下も見られるようになってしまいます。
健康状態の悪化にもつながるので、噛んで歯をすり減らす本能が備わっています。

甘噛するときは、飼い主に何かを伝えようとしていることが一般的

モルモットは人間のように、言葉で気持ちを伝えることは出来ませんよね。
遊びたい、餌が欲しい、甘えたいという気持ちを、甘噛して伝えようとしているということを理解してあげましょう。

仲間に対してのスキンシップとして、甘噛をすることもあるので、それだけ心を許していることも考えられます。

甘噛なので怪我をするほどの噛み方はしませんが、子供のモルモットはまだ力加減がわかりません。

モルモット自身は甘噛のつもりでも、人間にとっては痛みを感じてしまう場合もあります。
経験を通して甘噛の加減が出来るようになるので、小さいうちは広い心で見守ってあげることも必要です。

モルモットの甘噛への対処法

モルモットは愛情表現としても、甘噛をすることがあります。
撫でてくれてありがとう、という気持ちでちょこっと噛んできます。

甘噛はモルモットが人間に何かを伝えるための手段であり、スキンシップや愛情表現としての行動なので、対処の必要性は感じません。

甘噛をしてきたら、何を伝えようとしているのかなという気持ちで、寄り添ってあげたらいいと思います。

もし甘噛から噛み癖にならないように、しつけで対処したいと考えるのであれば、モルモットが噛めるようなものを他に与えてみましょう。

おもちゃや牧草、木の木っ端などかじり応えのあるものがおすすめです。
柔らかいものだと、モルモットの歯では満足出来ないでしょうね。

モルモットが本気で噛む時の理由

モルモットが本気で噛んできたときは、甘噛とは全く違うので、モルモットを飼うのが初めてでもすぐに区別が出来ます。

人間でも声を上げてしまうくらいの痛みがあり、出血してしまうこともあるほどです。

本気で噛むときには、モルモットなりの理由がある

  • ストレスを感じている
  • 不安や恐怖を感じている
  • 体調が悪い
  • 妊娠中で警戒心が高まっている
    などの理由で、モルモットにとって何か不快な状況が考えられます。

モルモットが過ごすケージが汚れていたり、餌や水が足りないことや古いなどの理由も、モルモットにとっては大きなストレスになります。
本気で噛むことが繰り返されるようなら、過ごしている環境を見直してあげましょう。

本気で噛んだ後のモルモットの様子を観察すると、なぜ噛んだのかという理由を知る手がかりが見つかることもあります。

噛んだ後に、逃げたり隠れるような行動が見られるときは、ストレスや恐怖心を抱いている可能性が高いです。
何かモルモットに対しての環境に、変化はありませんでしたか。

小さなモルモットが興味本位に噛んでしまうということもありますが、そこは信頼関係や慣れとともに落ち着いてくることがほとんどです。

モルモットが本気で噛む時の対処法

モルモットが本気で噛むクセを解消するためには、噛まなくてはならないほど不快に感じている要因を取り除いてあげる必要があります。

噛んだことを叱っても、モルモットには効果がありません。
なぜ怒られたのかを理解出来ませんし、元々モルモットは臆病な性格なので警戒心を強めてしまうばかりです。

叱ったり、叩いたりという対処法では、噛むことが改善されないばかりではなく、今までの信頼関係にも傷を付けてしまうことになります。

噛む理由がはっきりしない場合は、少し時間のかかることかもしれませんが、モルモットのストレスの原因を明確にすることから始めます。

例えば餌を食べたり水を飲んだりして、噛んだりイライラすることが多いなら、ここのストレスの原因がありそうです。
餌や水の量が足りない、古くなって傷んでいる、好きな餌の種類ではないなど、餌や水の理由としてもさまざまなことが考えられます。

朝新しくあげた餌や水でも、夏の気温の高い時期だと傷みも早まることがあります。
なので気温の高い時期は、特に品質には注意が必要になります。

ケージを噛んでいるようなら、ケージの外に出て遊びたいという理由が考えられますよね。
外に出して遊ばせてから落ち着いているようなら、きっと遊ぶ時間の足りなさにストレスを感じていたことが考えられます。

モルモットも人間と同じで、毎日ストレスを感じる理由が統一されているわけではありません。
その瞬間ごとのストレスを、感じ取ってあげる必要があります。

噛むことはモルモットにとって必要なこと

モルモットが本気で噛んだり、攻撃的な行動を見せる場合は、何かストレスや恐怖が関係しています。

しかしそのような噛み方ではないなら、モルモットにとって噛むことは本能的に備わっている必要不可欠なことなのです。

先ほどモルモットは齧歯類で、一対の門歯は一生涯伸び続けることを説明しました。

歯が伸びすぎて、健康状態に影響が出てくることがある不正咬合は、モルモットにとって命に関わるほどの病気です。

不正咬合は一度なってしまうと完治することは難しく、進行を防ぐことくらいしか方法がありません。
だからこそ、ならないために噛む必要があるのです。

モルモットの歯が不正咬合の兆候がないか定期的に見てあげよう

初期症状として見られる兆候

  • 食欲の低下
  • 固い餌を好まなくなった
  • 門歯の左右の長さのズレ
  • 歯の色が変色している
  • よだれの量が急増
    ということが見られます。

モルモットは不調を感じても、自分で病院へ行き治療することは出来ません。
飼い主が異変に気付き、いち早く病院へ受診することがモルモットの健康を維持します。

モルモットが飼い主さんに懐くためには

モルモットは、個体差はありますが、比較的穏やかで物静かな性格をしています。
外敵から身を守りながら生活していた習性があり、警戒心が強く臆病な性格もあわせ持っています。

モルモットが懐くまでは少し時間がかかることを理解してあげよう

モルモットが懐くまでには、時間はかかることがありますが、本来集団行動生活してきたので、コミュニケーション能力はあります。

このようなモルモットの性格を理解した上で、飼い主に懐いてもらうためにはどのようなことに気を付けるといいのでしょうか。

  1. まずモルモットが新しい家族としてやってきた当日と翌日くらいまでは、新しい環境に慣れることに専念させてあげましょう。
    出来るだけそっとして、餌や水を与えること以外はしないようにします。
    ケージの掃除も、近付いてしまうことになるので、この段階ではしない方がいいです。
  2. 数日して慣れてきたら、飼い主や新しいケージに慣れてもらいましょう。
    モルモットを驚かさないように、何度かケージを覗いたりして飼い主を認識してもらいます。
    ケージの中は、モルモット自身が探検してくれるので、そっと見守ってあげましょう。
  3. さらに馴れてきたら、餌をあげるときに名前を呼んであげましょう。
    モルモットは、自分の名前を認識出来るだけの能力はあります。
    毎日呼び続けるうちに、名前を呼ばれるとトコトコ近くに来ることもあるので、かなり懐いてきたことがわかります。
    やはり餌やおやつをくれる飼い主に、比較的懐きやすいでしょう。
  4. 飼い主の手から餌を食べるようになったら、撫でたり抱っこしたりスキンシップが可能になっています。
    モルモットの前に手を差し出し、モルモットの意思で乗ってくるのを待ちましょう。
    無理矢理の抱っこは、恐怖や警戒心を強めるので禁物です。

乗ってきたら、優しく毛並みに沿って撫でてあげましょう。
長時間のスキンシップは、ストレスになるので5~10分程度にしておきます。

一気にではなく、少しずつ段階を経て仲良くなることが、モルモットに懐いてもらうためのポイントです。