イングリッシュモルモットなつきやすい性格で人気!特徴と育て方

これからモルモットを飼おうと思っている方で、どの種類のモルモットにしようか悩んでいる方はいませんか?
モルモットにはいろいろな種類があり、見た目の違いだけではなく、種類によっても性格には少し違いがあります。
初めてモルモットを飼うという方や、お子様がいるご家庭には、やはりなつきやすい種類がおすすめです。

そこでご紹介したいのが、「イングリッシュモルモット」です。
モルモットの中では一番ポピュラーで、ふれあい動物園などでもよく見かける種類です。イングリッシュモルモットの特徴や性格、育て方の基本についてご紹介します。

せっかく家族の一員になるペットですから、なついてくれるとより嬉しいですよね。

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イングリッシュモルモットの特徴

モルモットの中でも人になつきやすいと言われているイングリッシュモルモット、どのような特徴があるのでしょうか。

まずは外見ですがオスメスともに、体調は20~30センチほどで、体重はオスのほうがやや重く約1キロ程です。

イングリッシュモルモットは毛が短く、その外見からショートモルモットとも呼ばれています。野生では存在しておらず、イギリスで長い時間を費やし品種改良されたので、この呼名がついたそうです。

他のモルモットと同じように臆病で警戒心が強い所がありますが、慣れてくるとエサをおねだりしたり、かまってほしいと鳴き声をあげる個体もいます。そのため始めてモルモットを飼う方にはとても人気があるのです。

しかし飼い方の基本は、モルモットと同じですから、お家につれてきて巣箱から出ずに警戒している時はエサや水だけを上げて、そっとしておくことが重要。

自ら出てきてケージの中をウロウロとするようになるまで、コミュニケーションを取るのはやめてくださいね。モルモットのストレスになってしまい、なつくまでに時間がかかってしまうこともあります。

イングリッシュモルモットは初めてモルモットを飼う人におすすめ

モルモットと一言で言っても、その種類は意外と多く、いざペットショップに見に行くと迷ってしまいます。

そこでペットショップの店員さんにおすすめの種類を聞くと、必ず名前が上がるのがイングリッシュモルモット!そのくらい、なつきやすく社交的な性格だと言われています。

しかし先述したように、モルモットはもともと警戒心が強く臆病な動物です。イングリッシュモルモットでもお家に来てすぐにコミュニケーションを取ることは出来ません。

ケージに巣箱を設置してモルモットを離すと、すぐに巣箱に潜り込んでしまい出てこなくなるでしょう。

お子さんがいると、どうしてもすぐに抱っこをしたい触りたい!とふれあいを求めたくなってしまいますが、ここはぐっと我慢です。最初に怖がらせないように接することで、今後のなつく速度にも差が出てきます。

イングリッシュモルモットは、なつくと後をついてきたり、鳴き声を上げて呼ぶような仕草も見られ可愛いモルモットです。しっかりとコミュニケーションが取れるようになるには、最初の接し方が重要ですよ。

イングリッシュモルモットの飼育に必要なもの

モルモットの種類をイングリッシュモルモットに絞ったら、今度は飼育にどのようなものが必要か知っておかなくてはいけません。

と言っても基本、モルモットを飼育するための物が揃っていれば大丈夫!

ケージ、水入れやエサ箱、かじり木、巣箱は最低限用意をしてください。ケージを購入する際にモルモット用で探す方がいらっしゃいますが、モルモット用ではなかなか見つけることが出来ず、ほとんどの方はうさぎ用を使用しています。

ケージを購入する時はモルモットも小さいので、場所を取らない小さな物が良いのでは?と思ってしまいますが、成長後のサイズを想像してケージの大きさを決めるのが基本です。

水入れはケージに外側から取り付けられるものがおすすめです。掃除をするときも下に物が少ないほうがスッキリとしていて、作業がしやすいですよ。

ちなみに巣箱やかじり木はなくても、牧草を敷き詰めていれば良いのでは?という考えもありますが、牧草に排泄物がついてしまうため、掃除が大変になることを頭に入れておいてください。

モルモットが自然で過ごしていた環境に近いほうが、過ごしやすい環境なのですが、牧草に排泄物がついたままにしておくと、モルモットの体にも付着してしまうため、こまめな掃除が必要となります。

そのため巣箱やかじり木は別に用意をして、エサとして牧草をエサ箱に置く方が多いのです。

他にはどんな種類が人気なのか

動物園のふれあいコーナーなどでも目にすることが出来る、なつきやすいイングリッシュモルモットですが、その他にはどのようなモルモットが人気なのかをご紹介いたします。

イングリッシュモルモットは短毛種ですが、モルモットの飼育に慣れてくると長毛種を好む方も多くなります。

ツヤツヤのロングヘアを持っているシェルティは、まるでワンちゃんのように毛が長く体にそって流れています。

またうさぎのような外見のテッセルも同じく長毛種です。シェルティとは違いまるでパーマをかけたような長い縮れ毛が特徴。こちらも人気の種類です。

どちらの種類も毛が長いので毎日のブラッシングが必要となります。うさぎ用のブラシを使って優しくブラッシングを行い、毛玉が出来てしまっている場所は指で解いて上げてください。

長毛種は見た目の可愛さが人気の一つですが、その長い毛をお手入れしなければいけないという手間があり、初心者向けではないと言われています。

また人になつきにくい性格の種類もあるので、徐々に時間をかけてコニュニケーションを取る必要があります。

その他にもこぶたのような見た目のスキニーギニアピッグも人気ですが、こちらは二種類のモルモットとは違いほとんど毛がありません。

ブラッシングをする手間は省けますが、もともと皮膚が敏感なモルモット!さらにスキニーギニアピッグは肌が弱く、室内の温度や湿度にも注意を払わなければありません。

珍しい種類になればなるほど、価格の方も高くなっていきますので、飼いやすさの他にもお財布とも相談をして決めてみてください。

イングリッシュモルモットを飼育するときの注意点

上記した珍しいモルモットよりもポピュラーでお値段も手頃なイングリッシュモルモット、人になつきやすいのでモルモットの飼育初心者の方にはおすすめと言われていますが、注意しなければいけない点も、もちろん存在します。

まずは齧歯類のモルモットは歯が一生伸び続けます。そのため自然界では牧草などの繊維質が多いものをエサとして歯をすり合わせながら食事をして、伸び過ぎを防いでいます。

しかしお家で飼育していると、そのような食事が不足してしまい、歯が伸びすぎ不正咬合を起こす場合があります。また伸びすぎた歯はかゆみを生じますのでケージなどをかじったりすることも!そんな歯の伸び過ぎを防ぐためにかじり木を利用しましょう。

かじり木が減り、鋭利に木が尖ってしまっている時は、怪我の原因になるので新しいものに交換をして上げてくださいね。

またモルモット全般、体の中でビタミンCを作ることが出来ません。そのためエサでビタミンCを補う必要があります。

ビタミンCを含んだ野菜を日常的に与えるようにするか、水にビタミン剤を入れるなどの工夫をして上げましょう。

ちなみに緑黄色野菜で健康に良いと思われる人参ですが、ビタミンCを壊してしまうのでモルモットには与えないでくださいね。