ペットとしてモルモットを迎えたけど、巣箱から全然出てきてくれないと心配している方はいませんか?
モルモットは臆病な性格と言いますが、あまりに出てこないとちょっと心配になってしまいますよね。
しかし、モルモットが巣箱から出てこないというのは飼い始めによくあることです。
モルモットを迎えた時の接し方や、無理なく仲良くなれる方法などをご紹介します。
可愛いモルモットと早く遊びたいという気持ちで、ついつい手を伸ばしたくなる気持ちもわかりますが、もう少し見守ってみましょう。
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モルモットが巣箱から出てこない時にはエサと水のチェックを
モルモットは臆病で警戒心の強い動物
環境が変わることにも敏感に反応するのでお家にモルモットを迎えても、すぐには触れ合うことが出来ません。
最初のうちは巣箱に隠れて姿を見せない日が続くはずです。モルモット初心者の方にとっては、病気なのでは?いつまで巣箱から出てこないの?と心配と不安な気持ちが続くかもしれません。
しかしモルモットがお家に来て間もない時は、これが普通なので心配はいりません。
モルモットが姿をみせない本当に心配な時とは
それは、ケージに設置したお水やエサが減っていないときです。
モルモットが姿をみせない、巣箱にこもっていると思っていても、誰も見ていない時、あなたが仕事に行っている間などにモルモットは巣箱から出てきて、エサや水を補給しているはずです。
しかしエサも水も減っていない場合は、本当に巣箱から出ずに餌も食べていないことが考えられます。このような場合はモルモットを購入したペットショップなどに相談をしたり、病院へ連絡をして対処方法を聞いてみてください。今までと違うエサだと食べない場合もあり、体力が落ちてしまうと病気の原因にもなってしまうので注意をしてくださいね。
モルモットが巣箱から出てこないのは警戒心から。徐々に慣れることが大切
モルモットが巣箱から出てこなくても、毎日エサと水が減っていれば元気な証拠なので問題はありません。モルモットがまだ新しい環境に慣れていないだけです。
そして徐々に自分にとって危険な場所ではないことがわかり、あなたとの生活に慣れてくると姿を見せるようになっていきます。モルモットが自分から巣箱から出てくるようになるまでは無理強いせずに見守ってください。
少なくとも最初の2~3日は無理にふれあいを求めようとせずに、モルモットにとって静かな環境で飼育して上げましょう。ずっと見つめるのもやめてくださいね。
徐々にモルモットが環境に慣れて、巣箱から出てくる様子が伺えたら名前を読んで話しかけてみましょう。巣箱に手をそっと入れてみるとモルモットがあなたのニオイを嗅ぎに来るかもしれませんよ。少し慣れた様子が見られるようになたら、手から直接果物をあげるなど少しずつ距離を近づけてみてください。
1週間ほど一緒に過ごすようになると、人の気配がしても気にせずにモルモットが出てくるようになってきます。エサをあげる時に自分から近づいてくるようになったら、モルモットをなでてあげたり、抱っこするなどのコミュニケーションが取れるようになります。
その子の性格によっては、神経質だったり、さらに臆病だったりする場合がありますので、無理をせずに徐々に慣れることが大切です。
モルモットが巣箱から出てこない時は掃除も無理にしないように
モルモットを飼育始めると、排泄物の処理が必要となります。始めてペットを飼った方だとそのニオイも気になるところでしょう。
モルモットのお世話では、ニオイ対策としてすぐに処理をすることが一番なのですが、飼い始めたばかりのモルモットのお世話だけは例外です。
モルモットは慣れない環境に緊張をして巣箱の中で身を潜めています。そんな時に頻繁にケージを開けられて掃除をしてしまうと、モルモットの心が休まる暇がなくなり、環境に慣れるまで時間がかかってしまいます。
きれい好きな方にとっては、排泄物は気になるところでしょうが、汚れが目立つようになったら掃除をする。又スピード重視でさっと汚れを取り除くといった掃除方法を行ってください。
エサを取り替えるときも同じです。最初のうちはモルモットを怖がらせないようにすることに、重点を置いて飼育することを忘れないでくださいね。
モルモットがなかなかなついてくれない理由は
モルモットをペットにする理由の一つに皆さんがあげるのは、なつくという点。
名前を呼んだらやってくる。エサをおねだりするなどの可愛い仕草が見られる所が、ポイントになったのではないでしょうか。
しかし、いざモルモットを飼い始めるとなかなかなつかない。最初のうちだけだと思っていた警戒心が、ずっと続いていると悩む飼い主さんもいらっしゃいます。
それは何故か?モルモットも人間と同じで個体差があるからです。とっても社交的ですぐに周りの人と仲良く慣れる人、なかなか友達の輪に入って行けず人見知りな人、回りの人を見ても性格は様々ですよね。モルモットも同じです。特にペットショップでも大人しく、他の子よりも臆病に見えた場合は、お家に迎え入れてもなつくまで時間がかかるでしょう。
モルモットが懐かない時には接し方が間違っている可能性も
良かれと思ってやっていることが、モルモットにとっては恐怖心を与えてしまったりと、モルモットの接し方を知っていないと、いつまでもモルモットと仲良くなることは出来ません。
先述したように、まずはモルモットが環境に慣れるまで、そっとしておくこと。そして触れ合うときも優しく、モルモットが怖がらないように接してください。
ケージを勢いよく開けて音を立てる、そして急にモルモットを掴むなど、そのような行為はモルモットが最も嫌がる行為です。
なかなかなついてくれない。そう感じたら一度自分の行動を振り返ってみると良いですよ。
モルモットがケージ内をウロウロし始めたら慣れてきた証拠
モルモットと仲良くなりたいならペースに合わせることが大切
お家に来たばかりの頃は、エサや水換え、排泄物の掃除などの最低限の事を行い、そっとしておくこと。モルモットが環境に慣れるまで待ちましょう。
慣れてきたかどうかはモルモットが巣箱から出てくるか、人の気配があるときでもケージの中をウロウロするようになってきたら、少しずつコミュニケーションをとっても大丈夫です。
まずは名前を呼ぶところから始めましょう。エサをケージの中に入れるときなど呼びかけをしながら行います。大きな声はNGですよ。
次のステップはエサの手渡し。手からエサを食べるようになったら距離感がぐっと縮まります。
そしてエサをあげに行くと自分から巣箱を出てくるようになったら、手を出して近づいてくるのを待ちます。自ら近づいてきたら、頭を優しくなでたりと短時間のスキンシップが取れるようになります。
このように焦らず徐々にふれあいが出来るようにしていき、慣れてきたらその時間を長くしていっても良いでしょう。
段々と抱っこをしたり、膝にのせたりとモルモットがあなたになつくようになりますよ。接し方さえ間違っていなければ、臆病な性格の子も少しずつあなたとの距離を近づけていくはずです。根気よくモルモットが心を許してくれるのを待ってくださいね。