念願のペットとしてモルモットを飼い始めたけど、なかなかなついていくれないとお悩みの方はいませんか?
可愛いペットと、もっとディープにふれあいたいと思いますよね。
人に聞くと、「モルモットはなつかない」と言う人もいれば、「うちで飼っていたモルモットはなついていたよ」という人もいます。
本当にモルモットはなつくのでしょうか?
モルモットがなつかないことには何か原因があります。
なつかない原因と、そんなモルモットへの接し方のアドバイスをご紹介します。
可愛さのあまり、ついつい触りたくなってしまいますが、臆病なモルモットにとっては逆効果です。
焦らず、気長に仲良くなることが大切です。
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モルモットがなかなかなつかない、なつくとどんな行動をとるのか
モルモットを家に迎えたのに、なかなかなついてくれない!そんな時、本当にモルモットはなつくのか?疑問に思ってしまいますよね。
もともとモルモットは警戒心が強く臆病な性格なので、慣れるまでには時間がかかります。また個体差もあり、一概にはモルモットの性格について語れない所もあるでしょう。
しかしモルモットがなつくとする行動については、同じような意見が飼い主の方から聞かれます。
まず最初の段階としてはエサを手から食べるようになることです。飼い初めのモルモットは慣れない環境に警戒心を強め、人がいる日中はなかなか巣箱から出てくることはありません。
数日立った頃にやっと巣箱から顔を出し、ケージの中をウロウロと歩く姿が見られるようになります。やっと新しい環境に少しずつ慣れてきたという証拠です。
このような行動が見られてきたらエサを手から上げて、スキンシップが少しずつ取れるようになっていきます。この時にモルモットの名前を呼んであげると、自分の事を呼んでいると少しずつ認識していくので、今度は名前を呼ぶだけでもよってくるようになります。
さらになつくとケージから出すと膝に上に乗って来たり、自ら近寄ってきて甘えなきをしたりするなどの行動が見られるようになります。
家のモルモットがなつかない場合でも、ゆっくりと時間をかけて信頼関係が出来上がる場合もありますので、根気よくモルモットとの距離を縮めていくようにしましょう。
モルモットがなつかない原因は
モルモットがなつかない原因は、上記したようにモルモットの個体差によるところも大きいです。
人と同じように人見知りが激しかったり、もともと大人しい性格だったり、逆にモルモットなのに大胆な性格だったりと、同じモルモットでもその子によって性格が違ってきます。
おとなしい性格のモルモットは、なつくまでに他のモルモットよりも時間はかかるかもしれませんが、信頼関係を築いていき、愛情を注いで育ててあげれば少しずつスキンシップが取れるようになって、なつくようになっていきます。
しかし性格の問題ではなく、モルモットとの接し方を間違っていると、いつまでもモルモットとの距離を近づけることが出来ず、信頼関係も築けないため飼い主になつくことができなくなります。
そこで間違った接し方をしていないか?接し方について確認してみましょう。
まずはモルモットの性質をよく知ることです。野生のモルモットは捕食される側の動物です。そのためいつも敵に見つからないように、昼間は土の穴に身を潜めて暮らしています。ペットとして生活するようになってもその性質は変わらず、日中は巣箱にこもっていることがほとんどです。また新しい環境にも敏感に反応をするので、お家に来たばかりの頃はモルモットをそっとしておいてあげることが重要なポイントです。
最初にモルモットをかまいすぎてしまったり、無理やり巣箱から出して抱っこをしようとしたり、一日中巣箱を覗いたりしてしまうと、モルモットは恐怖しか感じず、ストレスをかかえてしまいます。
モルモットがなつくかどうかは最初の接し方が肝心だというわけです。
またモルモットがストレスをためずに生活するためには、生活環境も大切です。温度や湿度はモルモットにとって快適なものか?モルモットはきれい好きなので、毎日排泄物を掃除して清潔なケージを保つことも忘れないでくださいね。
モルモットと過ごしていてもなかなかなつかない場合は、無理にスキンシップを取ろうとせずに、まずはモルモットが住みやすい環境を作ってあげて、安心して過ごせることをモルモットに実感してもらうことから始めましょう。
警戒心が強い子にはまずはなでることから
モルモットが新しい生活環境に慣れてきて、自分から巣箱を出て姿を見せるようになってきたら、いきなり抱っこしようとしたりはせずに、まずはなでることから始めてください。
いきなり手を差し出すと警戒心から、噛んでしまうこともあるので、まずは手を差し出してモルモットが近づいてくるまで待ちましょう。
モルモット自ら近づいてきたら優しくなでてあげてください。喜んでキュイキュイと声をあげる子もいて、モルモットの可愛らしさを実感できます。
逆に怒っている時は口を開けてキーキーと甲高い鳴き声を上げます。こんな時は無理をせずにスキンシップは諦めてまたの機会にしましょう。
警戒心が強い子は時間がかかるかもしれませんが、段々と慣れてくるので焦らずにモルモットが人に慣れるのを待ってくださいね。
撫でることが出来るようになると、モルモットとの距離はぐんと近くなり、自らなでて欲しいと近づいてくる日も、そう遠くはないでしょう。
なつかないモルモットには手からエサをあげて仲良くなる方法も
動物はエサをくれる人に一番なつきます。お世話をしてくれる人、自分にご飯をくれる人はどんな動物にとっても特別な存在なのです。
なかなかなつかないモルモットには、手からエサを上げてみましょう。
いつものエサでも良いですが、仲良くなりたいのならモルモットが大好きな野菜やおやつなどを選ぶと良いですよ。
リンゴやキャベツ、白菜や大根、かぼちゃなどをモルモットの食べやすい大きさにカットして手から上げてください。モルモットが自ら近寄ってきて、手から食べ物を口にする姿はなんとも言えなく可愛いですよ!
ちなみにモルモットに食べさせてはいけない野菜もあるので、注意をしましょう。玉ねぎやニラ、ネギやニンニクなどはNGです。また生の人参もビタミンCを酸化させる働きがあるので、自分の体でビタミンCを作れないモルモットにとっては注意が必要です。
大好きなおやつをくれる、大好きな人になってモルモットをなつかせましょう。
モルモットのこんな声は警戒している証拠
モルモットは感情を声で表すことの出来る小動物で、コミュニケーションが取りやすい所がペットとして人気です。
しかしモルモットが声を出す時は、甘えたいときや嬉しいときばかりではありません。警戒していたり興奮しているときにも声を発します。
このような声を判断して、モルモットが恐怖を感じているときにはそっとしておくことが、信頼関係を築く上で大切です。
ではどのような鳴き声をあげるのかが気になりますよね。先程も少しお話したように、モルモットは警戒しているときにはキーキーと甲高い声を上げます。
またキュキュキュと大声をあげたりグルルと低い声で鳴くこともあり、こちらも警戒や興奮を表している鳴き声です。
その他には足を踏み鳴らしたり、口を大きく開けて鳴き声を上げて威嚇をする場合もあるので、このようなときには無理にコミュニケーションをとろうとしてはいけません。噛みつかれることもあります。
モルモットには個々の性格があり、また接し方によってもなつき方が変わってきます。その子の性格を知って少しずつ距離を縮めていくと、時間がかかるかもしれませんが、なつくようになっていきますよ。
とにかくスキンシップの無理強いは禁物!ここは重要です。