飼っているお母さんモルモットが赤ちゃんの出産を控えていると、飼い主さんも緊張と心配の中、お母さんモルモットを見守りますよね。
無事に元気な赤ちゃんを出産してもらいたいと思うのが、飼い主さんの親心ではないでしょうか。特に、モルモットのはじめての出産に立ち合う場合は、飼い主さんも大きな不安を抱えているでしょう。
モルモットの出産について、一回の出産では何匹くらいの赤ちゃんが生まれるのでしょうか。生まれた時の赤ちゃんの様子や、与える餌はどんなものが良いのでしょう。
モルモットの出産で飼い主さんができることをあらかじめ知って、赤ちゃんが生まれた後も大切にお世話してあげましょう。
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モルモットの出産の兆候と一回の出産で生む赤ちゃんの数
モルモットのメスの妊娠期間は生まれる赤ちゃんの数によって違いはありますが、だいたい60~70日と言われています。
出産の兆候は、そのモルモットによってすぐ分かる場合と変化が出にくい場合もあるので、飼い主さんがよく観察する必要があります。
もし自信がなければ、獣医さんに相談した方がよいでしょう。
出産日は、赤ちゃんがお腹の中で動きはじめてから約20日くらいと言われています。そしてモルモットにも陣痛があります。
陣痛が始まるとじっとしていられなくなるようで、その場をくるくる回ったりします。
いよいよ出産が血がづくと、骨盤近くの筋肉が緩んできます。そして産道が15mmまで開くと48時間以内にいよいよ出産が始まります。
一回に生まれる赤ちゃんの数ですが、平均2~6匹位で理想の数は3匹です。
モルモットは生まれる赤ちゃんの数が多いので、赤ちゃんモルモットを飼育するためのスペースを準備しておくようにしましょう。
モルモットの赤ちゃんの大きさや体重
人間の赤ちゃんもかわいいものですが、モルモットの赤ちゃんはそれ以上かもしれません。
一般的なモルモットの赤ちゃんの体長は約8cm、体重は100gもありません。本当に小さくてかわいいのです。
実はモルモットの赤ちゃんは産まれた直後でも目は見えています。モルモットは「早生成」なので、目だけではなく、産まれた時から毛も生えています。大人のモルモットの体を小さくしただけの感じです。
そのかわいい赤ちゃんモルモットのために母親は一生懸命働きます。人間と同じように母乳をあげたり、体をなめてあげたりするようです。
では、飼い主としてママモルモットにできることは何なのでしょうか?
それは「餌の量を増やすこと」と「水分を含む野菜をあげること」です。
そして注意してほしいことは、赤ちゃんモルモットに触らないことです。人間のにおいがついてしまうと、ママモルモットは自分の赤ちゃんだと認識しなくなってしまい、子育てしなくなります。
かわいい赤ちゃんモルモットにすぐには触らないようにしましょう。
モルモットの赤ちゃんに与える餌について
産まれたばかりの赤ちゃんモルモットの中でも歯が生えていれば餌を食べることもできます。
しかし、人間と同じく一番良いのは「母乳」です。離乳期に入るまでは母乳で育てるようにした方が良いでしょう。
離乳期に入るのは産まれて3週間くらいたってからです。この頃になるとたくさん餌を食べれるようになりますが、成長期でもあるので栄養のあるものを与えるようにしましょう。
モルモットにも好き嫌いがあります。そのため、この時期はいろいろなタイプの餌を食べさせるようにして、好き嫌いのないように育てましょう。
中には硬いペレットや牧草を食べれないタイプの子もいます。そういう子には柔らかいタイプのペレットを用意しましょう。牧草であれば2番刈りや3番刈りにしましょう。
食べないからといって無理に食べさせる必要はありませんが、いろいろな種類のものをこの時期に試しておくようにしましょう。
モルモットの赤ちゃんの成長スピード
かわいいモルモットの赤ちゃんの成長について説明します
先ほどもお話しまいしたが、モルモットは産まれた時から毛も生えていて目も見ているので、体の大きさ以外はほぼ大人のモルモットと変わらないとも言えます。そのため、赤ちゃんと呼べるのは産まれた日だけかもしれません。
- 産まれた翌日になると、もう何かを食べようとします。ペレットもそのまま食べようとするので、お湯で柔らかくしてから食べさせるようにしましょう。
生後3週間にもなると、体重も約180gくらいになってきます。この頃が離乳期になります。そしていよいよ大人に向かって成長していきます。 - オスとメスによって性成熟までの期間に違いがあり、メスで生後約4~6週、オスであれば生後約5~10週が目安です。生後2ヶ月で大人になるのです。
人間の成長と比較すると10倍くらい速いのではないでしょうか?あっという間ですよね。 - 繁殖させたいのであれば、生後6ヶ月までにしましょう。
そうしないと、メスのモルモットの骨盤の恥骨がくっつき始めてしまうので、産道が開かなくなり難産となってしまうのです。
妊娠期間は60~70日なので、逆算すると生後4ヶ月までに交配させるようにしましょう。
成長スピードが速いので、老化が始まるのも早いということになります。3歳から老化が始まってしまうのです。そのくらい成長スピードは速いということを覚えておきましょう。
モルモットの赤ちゃんを育てる時の注意点
ママモルモットが赤ちゃんモルモットを育てている間は、特に飼い主が手伝うことはありません。しかし、赤ちゃんモルモットは寒さに弱いので、体温管理をしっかりとしてあげましょう。
生後3週間もすると離乳期となるので、人間が育てることもできますが、最低でも1ヶ月間はママモルモットのそばにいさせてあげるようにした方がいいでしょう。
生後2ヶ月で大人になるので、オスとメスは別々のケージに移した方がいいでしょう。そうしないと近親交配してしまう恐れもあります。
もし里子に出す予定であれば、離乳期を過ぎてからにします。
赤ちゃんモルモットは母乳で育ててあげることが一番良いのですが、母乳が出ない場合はお湯で柔らかくしたベレットやペット用のミルクを与えるようにしましょう。