モルモットの赤ちゃん。生まれたての時のお世話について

モルモットの赤ちゃんはどのように育てればいいの?

生まれたての赤ちゃんモルモットは、ママモルモットの母乳で育ちます。
ですから、ママモルモットの栄養と水分が十分でなければ赤ちゃんは元気に育つことはできません。

また、モルモットはお腹の中で十分に成長してから産まれてきますので、出産後の成長が他の動物と比べてとても早いです。
なんと!メスは生後2ヶ月もしないうちに、出産することができるようになるのです。
あまりに早い時期の妊娠は身体に負担を掛けるため、生後1ヶ月を過ぎるとオスメスを見分け、別のケージで育てるようにしましょう。

それでは出産後のママモルモットの栄養や、赤ちゃんモルモットに接する時の注意点、成長過程についてご説明いたします。

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モルモットの赤ちゃん。生まれたてから2ヶ月で大人になります

モルモットは一度に複数の子供を生みます。
妊娠中や出産後の母モルモットは、子供を守るために非常に周囲に対しての警戒心を強めているので、出来るだけそっとしておくようにします。

動物の赤ちゃんとイメージすると、まだ目も開いていなくて毛も生えていない姿を想像しますよね。
しかしモルモットの場合は、生まれてきたときにすでに体毛もあり、親モルモットと同じような姿をして生まれてきます。
ほとんど完成された姿です。

十分にお腹で成長しているので、生後1時間も経つと自分で歩こうとします。
人間では考えられませんよね。

生後10日も経つと、母乳を飲まなくなる子もいます。
生後2週間するとほとんどの子供が母乳を飲まなくなり、母親とケージを分けることも検討し始める時期です。

一ヶ月すると完全に親とは離れ、一匹での飼育が可能になります。
兄弟のオスとメスは必ず分けましょう。

二ヶ月を迎えると立派な大人になり、妊娠、出産も可能になるので、次は自分が親になる番です。

モルモットの赤ちゃんは生まれたてですでに体毛もあり目が開いている

モルモットの赤ちゃんは、生まれたときにはすでに体毛がびっしりと生えています。
目もすぐに開けることが出来て、歯も生えていたりと、姿は大人のモルモットと変わりません。
ただ大きさが違うだけです。

これだけ完成されるまで、母モルモットのお腹で育っているのです。

完成されているのは姿だけではなく、その成長の早さも驚きです。
なんと生後3週間くらいで母乳を飲まなくなります。

生後すぐに柔らかくしたペレットや、小さく切った野菜を食べる子もいるほどです。
母乳を飲まなくなった赤ちゃんは、小さくしたものなら親と同じ餌を食べられるようになります。

一ヶ月もすると、完全に親と同じものを食べられるようになります。
たった一ヶ月で、こんなにも成長するのですね。

モルモットの赤ちゃん。生まれたての時は触ってはいけない

一度に複数の赤ちゃんが生まれるので、母モルモットは育児に大忙しです。
何かお手伝い出来ることがあれば、と思うこともあるでしょう。

しかし、それは逆効果です。
出産後は特に繊細な時期で、モルモットは人間に手伝ってもらうことを、少しも望んでいません。
絶対に触らないようにします。

なぜ触ることさえもダメなのか、と思いますよね。
モルモットはとても匂いに敏感な動物です。
少しであっても、人間の匂いに気が付きます。

もし赤ちゃんを触ったら、完全に人間の匂いがつき、我が子だと認識出来なくなり、母モルモットはパニックになってしまいます。
育児放棄や赤ちゃんを噛んでしまうという行動もあり得ます。

万が一赤ちゃんに触れてしまったら、母モルモットにも触って両方に匂いを付けるようにします。

モルモットの赤ちゃんはお母さんの母乳で育ちます。お母さんモルモットの栄養について

モルモットに限らず、妊娠や出産は母親にとって命がけの行動です。
新しい命を誕生させるには、たくさんのエネルギーが必要になります。

出産を終えると、次は授乳するためにまたエネルギーを必要とします。

出産で疲れた体を回復させ、赤ちゃんにより良い栄養を与えるためにも、母モルモットのこの時期の栄養は特に大切です。

中でもカルシウムやビタミンは失われやすいので、必ず補給させてあげるようにしましょう。
野菜を多めにして補います。

授乳中は水分も失われやすいので、水の残量はこまめに確認します。
新鮮な水を必要なときに飲める環境を整えてあげることも、飼い主としての大切な役目です。

モルモットの出産が初めてで、健康状態を保てているのか心配という場合は、サプリメントで確実に栄養を補ってあげてもいいですよ。

モルモットの赤ちゃんは胎内で育つので、生まれてからの成長が早い

モルモットは、母モルモットのお腹で十分に成長してから生まれてくるので、非常に成長のスピードは早くあっという間に大人になります。

生まれてすぐに自分で歩くようになったり、餌も柔らかくしてあげると食べられるなど、見た目だけではなく機能もしっかり成長して生まれてきます。

育児は母モルモットが行うので、出来るだけそっとしておきます。
久しぶりに赤ちゃんの姿を見ると、とてもしっかりしているなんてことも珍しくないかもしれません。

成長が早く、比較的繁殖しやすい動物なので、いつまでも兄弟を同じケージに入れておくと、そこで繁殖してどんどん増えてしまいます。
生後1ヶ月半~2ヶ月もすると繁殖出来るほどに成長するので、生後1ヶ月頃を目安にオスとメスのケージを分けましょう。

希望しない繁殖は、飼い主にもモルモットにも負担になってしまいます。
もし予想以上に増えてしまったら、里子に出して大切にしてもらうという方法もあります。
例え生まれた環境だとしても、育てきれない状態で過ごすことはモルモットにとって幸せなこととは言い切れません。