家にお迎えしたばかりのモルモットが飼い主さんを噛む事に頭を悩ませている人もいますよね。痛いと感じるほど強く噛まれてしまうと、飼い主さんが怪我をしてしまうこともあります。
お迎えしたばかりのモルモットが強く噛むのは一体どうしてなのでしょうか。噛むときのモルモットの気持ちを理解して、対策を行いましょう。
また、噛むモルモットにしつけができるのかも気になるところですよね。モルモットをしつけるときに大切なことを知って、お互いが幸せに生活できるようにしましょう。
モルモットと仲良くなることができれば、抱っこしたり一緒に遊んだりすることもできるようになりますよ。
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お迎えしたモルモットの噛む強さが痛い!原因について
新しい家族として迎えたモルモットに、痛さを感じるほど噛まれてしまうと、これから仲良くなれるのか不安になってしまいますよね。
まずはなぜ強く噛むのか、原因を知ってモルモットの気持ちを理解してみましょう。
モルモットが痛みを感じるほど噛むのは、おそらく不快な気分を感じているのでしょう。
臆病で警戒心の強い性格のモルモットにとっては、迎え入れられた新しい環境は不安や恐怖でいっぱいなのです。
いつも以上にストレスを感じやすくなっている状態と言えます。
なので些細なことでも強いストレスになり、思わず強く噛んでしまうことがあります。
- ケージの環境に不満がある
- 餌が好きではない
- 水が足りていない
- 落ち着ける環境ではない
- 危険を感じる
- 体調に異変を感じている
などがストレスの原因となり、飼い主を強く噛んでしまうことが考えられます。
痛いと感じるほど強く噛む時はストレスの解消を
モルモットの噛み方には、本気の噛み方と甘噛みがあります。
甘噛みの場合はスキンシップや甘えとしての表現の場合が多いですが、本気の噛み方は不快な気持ちを表現しています。
早くモルモットが不快に感じている状況を理解して、解消してあげるべきです。
モルモットが噛む前に何をしていたのか、噛んだ後どのような行動をしているのかを観察して原因が何かを判断します。
餌の近くに行って噛むようなら餌が好みではない可能性があります。
噛んだ後に逃げたり隠れるような仕草が見られたら、恐怖心や警戒心が強く見られます。
まずは噛む原因となることがわからないと、ストレスの原因を解消してあげることが出来ません。
だからといってじーっとモルモットを過度に観察すると、獲物に狙われているような感覚になり、よりストレスを与えることになってしまいます。
そっと見守ることが大切です。
- 血が出るほど噛む
- ケージを覗くと歯ぎしりや歯をカツカツ鳴らす
- 最近になって特に噛むことがひどくなった
このような行動が見られたら、特に早急に原因の解消をしてあげましょう。
痛いほど噛む時のモルモットの気持ち
痛いほど強く噛むのは、モルモットのストレスのサインだということはわかりました。
迎えてからの様子を書き留めておくと、どのようなときに噛むことが多いのかを鮮明に思い出すことが出来て、解消するための有効な方法です。
ケージ内の環境や餌、体調には問題なさそうなのに頻繁に噛むようなら、何気ない飼い主の行動が原因になっている可能性もあります。
最初の頃は、飼い主にとっては愛情表現だとしてもモルモットにとっては恐怖やストレスとなっていることもあります。
例えば、撫でたり抱っこしたりすることです。
可愛くて早く馴れてもらうためにとしたことでも、モルモットにとっては捕獲されたことと同じです。
馴れていないのに撫でられたり抱っこされることは、モルモットは噛みたくなるほどのストレスです。
また大きな声で名前を呼んでいませんか。
大きな物音が苦手なモルモットにとって、人間の大きな声もまた恐怖に感じる対象です。
人間も同じ状況に置き換えて考えてみて下さい。
知らない場所で突然大きな声を出されたり、スキンシップをとられると警戒しますよね。
モルモットはさらに警戒する気持ちが強いのです。
愛情表現だと思ってしていた行動も、冷静にモルモットの気持ちになって考えてみて下さい。
モルモットが噛む時のしつけ・改善方法
モルモットが痛いほど強く噛むときはストレスを感じていることが多いですが、噛むという行動そのものは本能的な行動です。
食べ物だけではなく、興味があるものはとりあえず噛んでみます。
モルモットは齧歯類という、生涯歯が伸びる動物です。
歯をすり減らさないと健康状態にも影響があるので、本能的に噛むという習性が身についています。
なので噛むときのしつけと言っても、やめさせるしつけというのは効果的ではありません。
本能をしつけても、コントロールすることは不可能でしょう。
噛まれると困るものは近くに置かない、電気コードなど隠すことの出来ないものはカバーをするなどの対策をして、怪我や事故につながらないように注意します。
これがモルモットの噛むときのしつけの基本とも言えるでしょう。
噛むことが必要な習性なので、完全に噛むことを改善することは難しいです。
飼い主が怪我をする可能性がある、などの噛み方を改善させるという意識で取り組みましょう。
モルモットの口元に手を近付けないようにしたり、かじり木を与えてみて下さい。
口元に来たものを条件反射として噛むこともありますし、他に噛じれるものがあると意外とすんなり手を噛まなくなることもあります。
噛むことが出来ないストレスで噛んでいることもあるので、いつでも噛める環境を作ってあげることも大切です。
モルモットが噛む時はかじり木を与えてみよう
かじり木はモルモットだけでなく、齧歯類にとっては欠かせないアイテムです。
生涯伸び続ける歯をすり減らし、ちょうどいい長さで保つことが出来ます。
歯が伸び続けると満足な食事が出来なくなったり、不正咬合という噛み合わせの病気を引き起こすこともあります。
モルモットが健康でいられるために、噛むという本能が備わっているのです。
またモルモットにとって噛むことはストレス解消にもなり、噛むことが出来ないとそれだけでストレスが溜まります。
いくらケージを清潔に保ち、好きな餌を与え、コミュニケーションが取れていても、噛む環境を与えていなければモルモットにとっては満足な飼育環境ではないのです。
モルモットには、かじり木として牧草を与えることをおすすめします。
牧草は餌でもあり、歯をすり減らすためにも欠かせません。
好きなときに食べられるように、いつもケージ内に置いておきましょう。
自分の気分でガシガシ噛んでくれるはずです。
牧草はかじり木目的だけでなく、腸内の環境も整えてくれるので、モルモットにとっては一石二鳥の大好きなものです。