アルパカモルモットを知っていますか。
「アルパカ」と「モルモット」はほとんどの人が知っているでしょう。
どちらもとてもかわいい動物ですが、モルモットの種類の中に「アルパカモルモット」という品種があります。
実は最近品種改良されたばかりのアルパカモルモット、日本のペットショップで見かけることはほとんどないといいます。
モルモットにはたくさんの種類がありますが、テッセルモルモットとぺルビアンモルモットから生まれたというアルパカモルモットについて詳しくみてみましょう。
また品種改良されているので毛並みなど似ている点はたくさんあります。
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名前がかわいいアルパカモルモットは日本では手に入りにくい
アルパカモルモットは新しい品種ということもあり、まだあまり馴染みがありません。
見かけることもほとんどなく、手に入れることは簡単ではありません。
その名の通り、アルパカのようなふわふわモジャモジャの毛に体を覆われていて、撫でてみたいというのが素直な意見です。
特に頭から背中にかけての毛は長く、ボリュームもあります。
全身のあちこちにつむじがあるので、さらにこのふわふわな毛の質感が生かされています。
これだけ毛がモジャモジャで長いので、こまめなブラッシングなどのお手入れは必要です。
モルモットの健康管理にもつながるので、欠かさないようにして下さい。
価格は非常に珍しく、販売もほとんどされていない品種なので数万円くらいはするそうです。
一般的なモルモットが5000円前後なので、どれだけ希少価値が高いかわかりますね。
アルパカモルモットの性格や毛について
なかなか見ることの出来ないアルパカモルモットですが、性格は臆病なモルモットの中では人懐っこく積極的な性格をしています。
モルモットの中では、飼い主に馴れるのも早そうな性格です。
人懐っこい性格をしていると、モルモットの方からコミュニケーションをとろうとしたり、後ろをついてくることもあるので、動物好きには本当にたまりません。
アルパカモルモットのお手入れは、体毛が長くカールをしているので、ブラッシングは毎日欠かすことが出来ません。
毛に汚れが付着しやすいので、特にお尻の周りはこまめにチェックしてあげましょう。
場合によっては、お風呂に入れる必要もあります。
アルパカモルモットに限らず、長毛のモルモットの場合、毛づくろいをしたときに一緒に毛を飲んでしまうことがあります。
しかし飲むこんだ毛を吐き出すことは難しく、体内に蓄積されて嘔吐や食欲低下に直結してしまいます。
これでは健康だけでなく、命にも関わるので飼い主の手でお手入れしてあげることは絶対です。
他にもアルパカモルモットのような長毛種はいろいろいます。
簡単に紹介していきます。
- ペルビアンモルモット
穏やかな性格で、長い部分の毛は30cmにもなります。 - シェルティモルモット
直毛の真っ直ぐな毛が特徴です。
体全体に長く毛があるので、お尻周りは汚れやすくなってしまいます。 - コロネットモルモット
繊細で馴れるまでに時間はかかります。
頭につむじがあり、毛の生え方にも個体によって違いが見られます。 - テッセルモルモット
長く縮れた毛が印象的です。
警戒心が強いので、お手入れのことも含め上級者向けのモルモットです。 - メリノモルモット
こちらも長く縮れた毛をしていて、毛玉が出来ることもあるほどの立派な毛です。
日本で見ることがほとんどないほど珍しい種類です。
テッセルから品種改良されたアルパカモルモット、テッセルとは
もともとアルパカモルモットは、テッセルモルモットとペルビアンモルモットの掛け合わせで誕生した品種です。
まずは元となったテッセルモルモットを見ていきましょう。
テッセルモルモットは、レックスモルモットとシェルティモルモットを掛け合わせた品種です。
長く縮れた毛が最大の特徴で、柔らかく触り心地の質感も最高です。
体につむじはないので、毛の向きは規則的です。
日本でも見かけることが出来1万円前後で購入することが出来ます。
現在日本で普及している、長毛モルモットの中では一番お手入れの必要のある品種です。
長く縮れた毛に汚れや床材が付着しやすく、毛玉にもなりやすいです。
定期的なブラッシングは欠かすことが出来ません。
場合によってはお風呂で汚れを落とすこともあるので、初心者での飼育は難しいでしょう。
馴れるとよく懐き、感情の表現もしてくれますが、馴れるまでには時間も必要な品種です。
根気強くモルモットと向き合える飼い主でないと、なかなか心を開いてくれないかもしれません。
アルパカモルモットの品種改良について。ぺルビアンモルモットの特徴
次の元になったペルビアンモルモットを見ていきましょう。
長く直毛な毛が特徴的で、たまにカールしている毛質の個体もいます。
その毛はまるでシルクのような柔らかさを感じます。
頭や背中の毛は特に長くなり、30cmほどになることもあります。
毛を床に付けながら歩くことも、珍しくありません。
ペルビアンモルモットも長毛ならではの、ブラッシングの必要はあります。
伸びた毛を定期的にカットすることもあります。
お手入れを怠ると、本来の美しい毛並みを保つことが出来ないので、注意しましょう。
モルモットの中でも穏やかさを感じ、懐いてくれるとブラッシングも嫌がらずさせてくれます。
気持ちよくてそのまま寝てしまうこともあり、スキンシップをとりやすい性格をしています。
ペルビアンモルモットも、1万円前後で購入することが出来ます。
モルモットを飼う時の注意点とは
アルパカモルモットに限らず、モルモットを実際に選ぶときは、いくつかのことに注目してみてみましょう。
- 若いこと
モルモットは成長につれて、特有の警戒心を強めていきます。
警戒心が強くなっていると、新しい環境に慣れるまでに時間が長くかかります。
場合によっては、ずっと警戒したままだったということもあるほどです。生後1~2ヶ月くらいのモルモットが、一番飼育を始める時期としてベストでしょう。 - 健康であること
ペットショップなどの環境が不潔であったりということも重要です。
目に見える症状がなくても、感染症などの可能性は高くなります。明らかに元気がない、食欲がない、鼻水が出ているなどが見られる場合は、体調を崩しています。
治療を受けているモルモットは、そこにストレスを感じ警戒もしているので、人間に馴れるまで大変なことが多いです。 - 人との接触を嫌がらない
最初からスキンシップは上手に出来ませんが、極端に人との接触を嫌がる個体は懐きにくい性格だと考えられます。
性格は簡単に変えられないので、仲良くなるまでの道のりは険しくなるかもしれません。