モルモットとうさぎの違いは、飼ってみないとわからないかもしれません。
うさぎは子供の頃に飼ったことはあるけど、モルモットは飼ったことがないという方もいるのではないでしょうか。
子供にモルモットが欲しいと言われても、モルモットがどんな習性があるのかわかりませんよね。
モルモットとうさぎの違いを知ることで、ペットとして飼いやすいのかどうかを判断しましょう。
そこで、モルモットとうさぎの習性の違いからわかる飼育のポイントやペットとして飼うときのメリットなどについて説明していきます。
これを参考にして、モルモットをこれからペットとして迎え入れるかどうかを検討してみてください。
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モルモットとうさぎはトイレのしつけに違いがある
モルモットとうさぎは大きさも同じくらい、ケージや巣箱もモルモット用がない場合にはうさぎ用を使用します。
そこでモルモットとうさぎでは、どちらを飼ったら良いのか迷う方も少なくはありません。
モルモットをペットとして飼育する上で大きく違う点とは
実は一番の違いはトイレ!モルモットはトイレのしつけが出来ないことで知られています。お世話をする上で排泄物の世話は大きなポイントですよね。
しつけが出来て同じところに排泄物をしてくれたら、掃除の手間がぐんと減ります。うさぎはトイレのしつけが出来ると言われ、モルモットはしつけが出来ない。ここが大きく違う点です。
しかしこの問題点にも個体差があり、モルモットの中にもトイレを覚えたり、教えなくても大体いつも同じ場所に排泄物をするという子もいます。でも期待は出来ませんので、最初からモルモットは排泄物の掃除が大変だということを、頭に入れておいたほうが良いでしょう。
ちなみにモルモットは小さな体の割にはよく食べるので、排泄物も必然的に多くなります。
モルモットとうさぎの飼育での違いからわかる飼育のポイント
排泄物の掃除の点ではうさぎの飼育のほうが手間がかかりません。またきれい好きな方にとっては動物のニオイも気になる点でしょう。
ニオイの点で言ってもうさぎの方が少なく、モルモットのほうが臭ってしまうのは事実です。
これは排泄物をたくさんするので処理をしないと臭ってしまうと考えがちですが、こまめに取り除いてもニオイがしてしまうのがモルモットです。
ではそのニオイがどこから来るのか?というと、それはおしりの分泌腺からです。メスだと発情期のときだけにニオイを発しますが、オスは年中発しているためどうしてもニオイが気になります。
ではニオイはしようがないことだと、排泄物の掃除を怠ると、時間が経つとともにアンモニアのニオイは強くなり、そこに菌も繁殖してしまう可能性もありますので、やはりこまめに掃除をしなければいけません。
このような点を比べるとうさぎのほうが良いのでは?と思ってしまいますが、モルモットにはモルモットの良さがあるので一概にはいえません。
モルモットの良さについては次でご紹介していきますね。
モルモットはうさぎと違ってわかりやすい鳴き声がある
モルモットにあって、うさぎにはない良さとは何でしょうか。
飼育のしやすさはトイレを覚えるうさぎの方に軍配が上がります。
モルモットの良さは鳴き声です。もともとモルモットは穴を掘って巣を作り、鳴き声で仲間同士コミュニケーションをとって生活をしています。
しかしうさぎは単体で過ごす動物で、もともと声帯もありません。そのため怒っているときには噛み付いたり、足を鳴らしたりして表現をしますが、嬉しい時についてはわかりにくいのです。
かわいがっている飼い主としては、嬉しいという表現は重要ですよね。
その点モルモットは嬉しいと声を上げて喜びます。また飼い主さんを姿を見て、こちらに来てほしいときやエサをおねだりするときなども、ケージに顔をつけてキューキューと鳴き声をあげるので、意志の疎通ができます。
最初のうちは警戒心が強く、なかなかなつかいないモルモットですが、一緒に生活をしていくうちにこんな姿を見せてくれるようになるのです。
モルモットを飼育する上で掃除が大変という点がありますが、こんな可愛らしい姿を見せてくれるのもモルモットならではですね。
モルモットもペットにすると良い点がありますよ。
モルモットをペットとして飼うときのメリットとデメリット
- モルモットのメリット
上記したとおり、飼育をしているうちに段々と人に対しての警戒心が薄れていって、なつくことです。
また声を出すことが多い動物なので、表現力が豊かです。
犬や猫に比べて小さくケージの中で飼育が出来、散歩も必要なし、ペット不可の住宅でもモルモットくらいまでなら事前に話をすると許可が出る場合も少なくありません。
エサ代もペレットや牧草、野菜などですので高額になることはないでしょう。 - モルモットのデメリット
先述したようにまずトイレのしつけがほとんど無理という点。それに加え排泄物が多く掃除は毎日行うのが必須!またオスだと分泌物のニオイも気になるところです。
また温度変化にも弱いので、20度~26度くらいまで年中温度管理が必要となります。
メリットにもあった鳴き声ですが、個体によっては良く鳴き声を上げて要求をするモルモットもいますので、静かなペットとの暮らしを望んでいる方には、不向きな場合もあります。
その他にもビタミンCを体内で作ることが出来ないので、水にビタミン剤を混ぜ入れたり、野菜を頻繁にあげる。サプリメントを使用するなどの手間が必要となるので頭に入れておいてくださいね。
モルモットは子どもにも安心して触らせることができる
もともと臆病で怖がりな性格のモルモットは人との暮らしに慣れても、おとなしく触れ合いがしやすい動物です。
そのためモルモットに危害が及ばない限り、攻撃をしてくることがほとんどないので子供でも安心して触らせることが出来ます。
しかし逆にモルモットがストレスを受けてしまうこともあるので、飼い始めには注意が必要です。
子供が触りたがっても、飼育を始めてから数日はモルモットに無理に触れてはいけません。巣箱に入って出てこない時は警戒していたり、ふれあいをしたくないというサインなので無理やり巣箱から出さずに、自然にケージ内をあるき回るようになるまでそっとしておくことが大切です。
また個体によってはなかなか慣れない性格のモルモットもいますので、子供との相性を考えるならペットショップで購入する際に、人懐っこい性格のモルモットを選ぶことをオススメします。
基本大人しい性格のモルモットですが、捕食される側の習性を持つため、上から不意に掴まれるなどの行為を嫌います。
お子さんがいる家庭では、このような点をモルモットをお家で迎える前によくお子さんと話し合っておきましょう。モルモットとは信頼関係を築くことがいちばん大切なことです。