モルモットの喧嘩が激しいのはオス。多頭飼いしたいならメス

1匹でも可愛いモルモットが何匹もいたら可愛さ倍増でしょう。

複数で飼育することを考えた時に心配なのが、仲良く過ごせるか、喧嘩しないかということがあげられる事と思います。

モルモットは兄弟でも喧嘩することはあります。またオスとメスの喧嘩には違いがありました。
喧嘩するのはやはりオス同士が多く、複数飼いに向いているのはメスといいますが詳しくご紹介していきます。

喧嘩の大きさにもレベルはあり、同居が危険な場合もあります。
是非ご覧ください。複数飼いをしたい人は、飼育の参考になることでしょう。

モルモットって巣箱いらないの?基本的には必要です

モルモットの巣箱について。ケージの中にせっかく巣箱を設営してあげたのに全然入らない!とい...

モルモットには部屋んぽがいいワケと絶対に注意したい事を紹介

念願のモルモットを飼い始めたばかりで、家族中で夢中なっていませんか?ペットといえば、お散歩が...

モルモットに大きい種類はあるのか。モルモットの種類の特徴

お子様から「犬を飼いたい」とか「猫を飼いたい」と言われても、なかなかお世話が大変です。その点、小...

モルモットの性格とは?初めてモルモットを飼うならこの種類

モルモットを飼う前に知っておきたいのが性格ですよね。モルモットにあまり活発なイメージはありませんが、...

モルモットとうさぎの違いでペットとして飼うメリットや注意点

モルモットとうさぎの違いは、飼ってみないとわからないかもしれません。うさぎは子供の頃に飼ったこと...

モルモットが横になって寝ることはある。慣れてくると熟睡も

モルモットはあまり寝ないといわれていますが、ペットとして飼われてその環境になれると横になって寝るほど...

モルモットは人間でいうと年齢なのか。年齢と赤ちゃんの時期

飼ったばかりのモルモットに癒やされる毎日。モルモットは成長が早いとききますが、人間でいうと何歳になる...

モルモットは群れで行動する生き物【2匹以上飼う場合の注意点】

モルモットはもともと群れて行動する生き物ですが、実際に飼うのは1匹が多いでしょう。しかし、お世話に慣...

モルモットにはクリーム色もいる。色分けは細かい種類が沢山

ペットショップでよく見かけるモルモットの毛色は茶・黒・白が多くみられますが、クリーム色のモルモットは...

モルモットとハムスター。どちらか迷ったらモルモットがいい理由

マンション暮らしでも、子供のために何かペットを飼いたいとお考えではないでしょうか?犬や猫は無...

モルモットのかわいいポイントをご紹介!モルモットは癒し系

今一人暮らしの女性に密かな人気のモルモット。これからモルモットを飼おうか、悩んでいる人もいるのではな...

モルモットの大きさが知りたい。初心者でも飼えるサイズ感

仕事で疲れた毎日、家に帰るとかわいいモルモットが待っていてくれたら疲れも一気に吹き飛んでしまいそうで...

モルモットの特徴を理解して一人暮らしのペットにしよう

一人暮らしの寂しさを癒やしてくれるようなペットを飼いたい、とペットショップに行った時にモルモットを見...

モルモットとハムスターの飼いやすさの比較!実は違いが多い

お子様からペットを飼いたいと言われ、子供でもお世話しやすいモルモットかハムスターのどちらかをペットに...

モルモットが舐めてくるのは愛情表現!可愛い仕草とスキンシップ

モルモットが手を舐めてくるのは飼い主に対しての愛情表現のひとつなんです。モルモットを飼い始め...

モルモットを同じケージにいれると喧嘩する場合がある

モルモットはうさぎと違い、自然界でも群れで生活をしているため多頭飼いすることが可能です。

多頭飼いを考えている場合は、モルモットが自然に生活をしている上での習性を頭に入れておくと良いでしょう。

そこで一番重要なのは、モルモットは他の動物と同じように上下関係をしっかりとキメているという点です。

サル山の猿のように、モルモットにもボスがいるわけです。これはペットとして飼育する場合も同じで、ケージの中で多頭飼いをする場合は、モルモットの中で上下関係をはっきりさせようとするために喧嘩が起こってしまいます。

そのため喧嘩をするのはオスが多く、メスでも喧嘩をする場合がありますが、メスの場合よりも喧嘩の度合いは激しくなるでしょう。

またケージの中では自然界と違い、限られたスペースの中でモルモットが過ごさなければいけません。これはモルモットにとって時にはストレスとなり喧嘩の原因にもなるので、ある程度大きさのあるケージを用意して、それぞれのスペースを保てるようにしてあげることも大切なポイントです。

モルモットの喧嘩は意外と激しい。レベル別で紹介

モルモットは上下関係を付ける動物ということをお話しましたが、そのためにモルモットが行う動作があります。

  • おしりのニオイを嗅ぐ
  • 上に乗ってマウンティングする
  • 背比べをする
  • 唸り声をあげる

このような動作はレベル1です。背比べの正確なところは、実は鼻比べ!モルモットは鼻が高いほうが上とされているので、多頭飼いをしている場合、背伸びをしているようにして鼻の高さを比べる仕草が見られることがあります。まだまだ見ていて可愛らしい仕草ですね。

さらに発展していくと

  • 頻繁に唸り声をあげる
  • 歯をならして威嚇する
  • 鼻息を荒げる

このような仕草が見られるようになります。これらは警戒度でいうとレベル2、いつ喧嘩に発展するかわからないので、注意深く様子を観察する必要があるでしょう。

レベル3は取っ組み合いのケンカです。どちらが優位な立場にあるか実力勝負というわけです。

こうなると同じケージで生活させるのには無理があるので、ケージを別にして飼育を行わなければいけません。

モルモットの兄弟が喧嘩?仲良し?よくわからない場合は

動物を飼い始めると一匹では寂しいのでは?と飼い主が多頭飼いをすることが少なくありません。

モルモットのオス同士は喧嘩が激しいといいますが、兄弟なら喧嘩をしないのでは?と、ケージを同じくして飼育をする場合もあります。

しかしモルモットはたとえ兄弟でも、同じ場所で暮らす場合はどちらが上なのかをはっきりさせようとするため、喧嘩をすることがあります。優位な立場をはっきりさせると、同じケージの中でも折り合いを付けて過ごせる場合もありますが、いつも牽制し合うような態度をとる場合には、やはり兄弟でもケージを別にして飼育する必要があります。

なかにはケージを別にすると、鳴き声をあげるような場合もありますが、寂しがっているのかと思ってケージを一緒にすると、やはり喧嘩をしてしまうことが少なくありません。
このような場合も同じケージで飼育するのはやめたほうが良いでしょう。

いつもモルモットの様子を見ているわけには行かず、目を離したり外出をしていた時に喧嘩をすることもあります。モルモットが怪我をする前に、ケージを別にして飼育することが飼い主さんの安心にもつながりますよ。

モルモットの繁殖に関すること。オスとメスのペアについて

多頭飼いをする場合オス・メス同士を飼育することをオススメ

オスとメスのペアで飼育をすると、どんどん子供が増えてしまうので、どうしてもペアで飼育をしたい場合、子供を増やしたくない場合には避妊手術を行わなければいけません。

オス同士だと先述したように喧嘩が激しいという問題点が出てくるので、同じケージで飼育をしたい場合にはメス同士で多頭飼いをすることがおすすめです。

もちろんメス同士でも喧嘩をする場合もあります。しかしオス同士のような喧嘩の激しさはありません。

逆にモルモットに繁殖をさせたい場合、ペアで多頭飼育をする場合にも注意点があります。

いつでもオスとメスを一緒にすると、繁殖をするイメージがあるモルモットですが、オスなら月齢12ヶ月以内に初交尾を済ませないと繁殖意欲が減ってしまう傾向があり、メスは月齢10ヶ月以内に初産を済ませたほうが、出産がスムーズです。

これは個体差もあるので一概にはいえませんが、モルモットに繁殖をさせたいと思っているのなら頭に入れておくと良いでしょう。

また繁殖意欲があるオスとメスなら、一緒にケージで飼育をしたらすぐに繁殖をするかというとそうではありません。

人と同じように相性もあり、どうしても仲良く慣れない場合もあるので、そのような場合は無理に同じケージで飼育するのはやめてください。お互いのストレスになってしまいます。

モルモットの複数飼育を成功させる為に

動物園のふれあい広場などに行くと、モルモットが仲良さそうに集まっている姿に心が癒やされます。

そんな姿を見てしまうと、いまモルモットを飼っている方は、もう一匹家に迎え入れても良いかも?そう、多頭飼いを考えるようになる方も少なくありません。

すでにモルモットがお家にいるので、モルモットの扱いには慣れていますし、もう一匹増えても問題がないように感じます。

しかし御存知の通り、モルモットは食欲旺盛でさらに排泄物も多い動物です。多頭飼いをするということはモルモットのお世話が倍になるということを、しっかりと認識しなければいけません。

多頭飼いをする上で、最も重要なのがモルモット同士の相性

オス同士は最も大切ですが、メス同士でも相性が悪いとケンカになってしまったり、どちらか一方が威嚇をするということが日常的に起こり、ストレスの原因となります。

そのため多頭飼いをする時は別居と同居を繰り返して、徐々に同居に慣れていく必要があります。ケージを別にして飼育をしなければいけない期間が出てくるので、必ず2つケージ用意しましょう。

多頭飼いがうまくいくポイントをご紹介します

まずはオス同士よりメス同士が多頭飼いに向いています。そしてメス同士の場合も、後から仲間に加わるモルモットは、体の小さなうちに迎い入れましょう。

それは何故かと言うと、小さな体のモルモットを敵対視しない事があるからです。また古株のモルモットが小さなモルモットのお世話をする場合もあります。

しかしこれもその子の性格によるので絶対ではありません。小さな体のモルモットを威嚇するような場合は、まずは同居のタイミングをずらし別々のケージで飼育をしましょう。

そしてある程度、モルモットの体が大きくなったら同じケージで、もう一度同じケージで生活をさせてみます。

小さな頃には威嚇をしていたモルモットも、同じ大きさになるとスムーズに同じケージで暮らせるようになることもあるので、機会をずらして同居を試みてみることが、複数飼育を成功させるポイントになります。

相性が悪いと諦めてケージを別にしていたモルモットも、時期をずらしてみると意外と上手く行くこともあるので、諦めずにチャレンジをしてみてくださいね。