モルモットは人間でいうと年齢なのか。年齢と赤ちゃんの時期

飼ったばかりのモルモットに癒やされる毎日。モルモットは成長が早いとききますが、人間でいうと何歳になるのでしょう。

一家の一員のモルモットは今何歳?家族の中での年齢の順番は何番目になるのでしょう。
モルモットを人間の年齢に換算した場合の年齢を紹介します。
モルモットは何歳までが赤ちゃんで、何歳からが大人になり赤ちゃんを生むことが出来るのかも気になります。

長生きして欲しいモルモット。平均寿命はどのくらいなのか、最高年齢もご紹介します。

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モルモットは人間でいうと年齢なのか知りたい

モルモットは人間に比べると、非常に成長するスピードは早く、あっという間に大人を迎えます。
モルモットが人間の年齢だとどのくらいか知りたい、という気持ちは飼い主としては当然の想いですね。

年齢を知ることが出来る方法として、計算式を紹介したいと思います。
モルモットの場合、生きている年数×10+20で人間に例えるとどのくらいの年齢になるのかを知ることが出来ます。

例えばモルモットが1歳だとしたら、1×10+20=30で約30歳に匹敵することがわかります。
たった生後一年で、人間だともう大人の年齢になっているのですね。

およその年齢がわかることなので、必ずしも全てのモルモットが30歳だということではありませんが、目安になるのではないでしょうか。

モルモットは何歳までが赤ちゃんなのか

こんなに成長の早いモルモット、赤ちゃんでいられるには一体いつまでなのか疑問に感じますね。

赤ちゃんと呼ばれる時期は非常に短く、生後二週間くらい経つともう子供です。
本当に赤ちゃんらしいのは、生後たったの数日間なので、モルモットの赤ちゃんの時期というのはとても貴重な時間です。

モルモットが子供でいられるのは、オスは生後二ヶ月くらいまで、メスは生後一ヶ月半くらいまでで、この時期を過ぎると立派な大人です。
繁殖することも可能になり、今度は自分が親になるほど成長しているのです。

まだ子供だと思って、生まれた兄弟たちを一緒に飼育していると、いつの間にか妊娠しているなんてこともあるので、繁殖を希望していない場合はこの時期までにオスとメスは分けるようにします。

モルモットは年齢まで生きることが出来るのか、平均寿命は

モルモットは成長の早さゆえに、人間よりも遥かに寿命は短くなってしまいます。
平均すると5~7年くらいで、その命を終えることが多いです。

平均なので、この期間よりも短いモルモットもいれば、もう少し生きられるモルモットもいます。
やはり種類や体の大きさによって、違いが見られるようです。

  • イングリッシュという種類のモルモットは、ペットショップや動物園などで見かけることもある、一番ポピュラーな種類になります。
    イングリッシュはモルモットの中でも、比較的寿命が長く6~8年くらいの寿命だとされています。
  • 色素がない白い体毛が特徴的なアルビノは、突然変異した品種のため、生まれつき他のモルモットより体が弱く、寿命が短い傾向にあります。
  • 体毛のないスキニーギニアピッグという種類は、体温調節が苦手なために寿命が短くなってしまうことが多いです。体は大きめのモルモットの方が、長生きする傾向が見られます。
    オスの方が体が大きくなることが多いので、どちらかというとメスよりオスの方が長生きすることが多いです。
    あまり長くは生きることの出来ないモルモットですが、この平均寿命を物ともしない記録が報告されています。
    なんとギネス記録に認定されているモルモットの最高年齢は、14歳10ヶ月と半月です。
    あと一ヶ月半で15年に到達するほどの長生きです。
    人間の年齢に例えると、140~150歳に相当するので、より長生きだということがわかりますね。

モルモットが子供を産むことが出来る年齢

モルモットのメスは、生後ニケ月の経つと妊娠・出産が出来る体になります。
出産出来る時期は生まれてからあっという間ですが、出産出来なくなるまでも早いので、出産を希望するなら適切な時期を把握しておく必要があります。

モルモットのメスは、生後6~7ヶ月になると恥骨の癒着が始まります。
骨盤がかたまってきて、母体に危険が及ぶというリクスが生じてきます。
場合によっては、モルモットの小さな体で帝王切開の手術に耐え、出産をしなければならなくなります。

さらに生後10ヶ月を迎えると、完全に骨盤がかたまり自力での出産は不可能になってしまいます。

モルモットの妊娠期間は、2ヶ月~2ヶ月半程度です。
自力で難産にならずに出産出来る時期を考えると、生後4~5ヶ月までには初めての繁殖を終える必要があります。

このような適切な妊娠・出産期間を知っておくことも、モルモットの小さな体に負担をかけないために飼い主として、非常に大切なことです。

モルモットが長生きするためのコツ

今まで紹介してきたように、私たち人間と比べると残念ながら遥かにモルモットの寿命は短いです。
しかし飼い主の意識で、少しでもモルモットの寿命を伸ばして、一緒に過ごす時間を長くすることは出来ます。

モルモットを長生きさせるために、必要不可欠なこと

  • 飼育環境が適切なこと
  • 栄養バランスが整っていること
  • ストレスを与えない、溜めさせないこと

モルモットの飼育環境について

飼育環境と一言で言っても、いろいろなことが考えられますよね。

過ごしている温度は適切か、ケージの広さは十分か、ケージの中が不潔になっていないかということです。

モルモットの適温は、20~25度くらいです。
暑さにも寒さにも弱いので、この温度を保ってあげる必要があります。
30度を超えてしまう環境では、命の危険さえ生じてしまうのです。

床材やタオルを工夫すると、温度管理にも役立ちます。
寒さの厳しい冬は、ペットヒーターを利用すると、温度管理も難しくはありません。

ケージの広さが十分ではないと、運動不足になったりストレスに感じることもあります。
もしケージの広さが十分ではないようなら、定期的にケージの外を散歩する時間も必要です。

モルモットの栄養バランス

モルモットは、自分の体でビタミンCを作り出すことが出来ません。
ビタミンCが不足すると、関節の異常を引き起こし歩行を困難にさせてしまいます。
なので餌で積極的に与える必要があるのは、このビタミンCです。

モルモット用のペレットはもちろん、野菜でも摂取することが出来るので、バランスを考えてあげるようにします。

そしてもう一つ欠かせないのは牧草です。

モルモットの門歯は一生伸び続けます。
歯が伸び続けると、健康状態の悪化を引き起こすので牧草をかじらせる必要があります。

また牧草にはモルモットの腸内環境を整えるための、繊維質も豊富に含まれています。
常に食べられるように、ケージの中に置いてあげるようにしましょう。

モルモットのストレスについて

モルモットは臆病で警戒心の強い動物なので、少しの環境の変化や物音でもストレスになってしまいます。
モルモットのケージを置く場所は、人の出入りの少ない静かな場所にしてあげましょう。

先ほど説明したように、モルモットの門歯は一生伸び続けます。
モルモットにとってかじるものがないというのは、非常にストレスになります。
歯ごたえのある餌や、かじって遊べるおもちゃを与えてストレスを発散させましょう。