モルモットをリビングにケージを置いて飼いたいと考えているあなた。
子供のためにモルモットをペットとして迎え入れたいなら、いつでもモルモットのお世話がしやすいリビングがオススメです。
もちろん、モルモットは臆病でストレスに弱い動物なので、それを考えた配慮は必要ですよ。
そこで、モルモットのケージをリビングに置くときに気を付けたいことや注意点、リビングに置くときの工夫やモルモットが落ち着くためのケージの選び方などについてご紹介しましょう。
きっとこれでモルモットも喜ぶ飼育環境を叶えることができますよ。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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モルモットのケージをリビングに置くのはオススメ
これからモルモットを飼育しようか検討中の方は、ケージの置き場所をどこにしたら良いのかも、気になるところですよね。
モルモットは高温多湿、騒がしい場所や振動を嫌がります。そして温度にも注意が必要です。ちなみにモルモットを飼育するための適温は20度~26度なので、人がお家で過ごす温度とほぼ変わりがありません。
そのためいつも人が集まるリビングの温度は、モルモットにとっても快適に過ごすことが出来る温度というわけです。
また静かな環境を好むモルモットですが、段々と飼い主に慣れてくると人懐っこい行動を見せるようになってきます。飼い主が近づくとこっちに来て!と鳴き声を上げたりするのもモルモットの可愛いところです。
そのような点からも、人が集まってみんなの姿がいつも見える、リビングにケージを置くのはおすすめなのです。
モルモットのケージをリビングに置くときの注意点
モルモットのケージはリビングに置くのがおすすめとお話をしましたが、注意点も存在します。
基本的にモルモットは警戒心が強く臆病な性格です。そのため電話が大きな音でなったり、テレビやラジオのスピーカーが近くにあると住みやすい環境とはいえません。また振動にも敏感なので、窓の近くに大きな道路があり、常に車の振動が伝わるような場所もストレスとなりかねないのです。
窓辺は夏は直射日光で温度が高くなり、冬場は窓から冷たい空気が入り込みます。同じリビングでもこのような場所を避けて、ケージを置く場所を考えてみてください。
その他にもモルモットは高い場所から器用に降りることが出来ないので、ケージを高い場所に置いておくのは危険です。
リビングはモルモットにとって最適な温度が保たれている場所ですが、注意しなければいけない点もあるのでケージを置く場所には十分に注意をしましょう。
リビングの日の当たり方や風通しにも気をつける
リビングにモルモットのケージを置く場合、窓辺などは日当たりや風の当たり具合に気を付けるようにとお話しました。
リビングは人が集まる場所なので、お家に人がいる時はモルモットにとっても最適な場所です。しかしみんなが学校や仕事場に出掛けた後はどうでしょうか。
朝日や日中の南からの日差しよりも、西日が強く当たる場合もあるので、ケージの置き場所は一日の日の当たり方を考えて置く必要がありますし、またエアコンなどを使用して、人がいない間も温度管理をしている場合は、風が直接ケージに当たっていないかも確認しなければいけない点です。
モルモットの皮膚は非常に弱いので、乾燥にも敏感に反応します。しかし高温多湿もモルモットには適した環境ではないため、洗面所やお風呂場近くなどにケージを置くのもよくありません。
ケージの置き場所は、特に人がいない間の時間帯を考えて設置する必要があることを、頭に入れておいてください。
モルモットが落ち着くためのケージの素材や工夫
モルモットが一日の大半を過ごすケージは住みやすいものを準備して上げてください。生まれて間もないモルモットはとても小さいので、その大きさに合わせてケージを購入してしまうと大きくなった時に、ケージが狭くなってしまいます。
ケージの購入は、大きくなったときのサイズを予想して、十分な大きさのものを購入することが重要です。
またモルモットは自然界では捕食される側の動物で、日中は敵から姿を隠し地面の中の巣穴で暮らしています。
ペットになった今もその習性は残っており、巣箱など身を隠せる場所で日中を過ごしので、ケージを用意したら必ず巣箱や巣箱の代わりになるものを用意しましょう。
しかし一概に巣箱に絶対に入るとは限りません。モルモットにも個体差があり、中には巣箱に入らなくても過ごせる子もいますので、その子の性格に合った飼育方法を考えてください。無理強いしたり、むやみに心配しなくても大丈夫ですよ。
巣箱はモルモットにとって必要ですが、身を隠す場所があれば安心が出来るので、その形状にはこだわりがない場合がほとんどです。
トンネル状になっているものは、上だけを取り除くことが出来るので、巣箱や巣箱のしたの掃除が楽になります。
逆に奥がふさがっている巣箱は、奥に排泄物が溜まっていないかどうかを確認して、キレイにしなければいけません。
巣箱をかじってしまう場合には、かじられても大丈夫な木や牧草の素材で出来ている巣箱を選ぶようにしましょう。
理想は静かに生活させるのが一番の飼い方
モルモットは静かな場所で飼育するのが一番理想的です。しかし誰もいない部屋は、モルモットの安全性が不安です。
静かでしかも目の届く場所にモルモットのケージを設置するのが一番です。
また先程もご紹介したように、静かな場所でいうと洗面所などもケージの置き場所として向いている気がしますが。お風呂場が近くにあり高温多湿になりやすかったり、洗濯機を置いている場合には、一日の僅かな時間ですが振動や音がうるさくなり、モルモットにとってストレスの溜まる環境となります。
お家の中で温度や湿度が安定している場所、そして家族の目が届きモルモットとコミュニケーションが取れる場所、また騒音がないことも重要です。
このような点を考えると、やはりリビングはモルモットのケージを置く場所として適切な場所だと感じます。
もちろんリビングの中でも直射日光や暖房器具の風が当たらないように、そして音がうるさくない場所を探してください。
モルモットは臆病で怖がりな繊細な動物です。ストレスによって病気になってしまうことがあるので、生活環境はとても大切です。
他の動物がいる場合は、違う部屋で生活をしていても鳴き声を恐怖に感じることもあるので、十分に注意をしてください。
もしかじり木ではなく、ケージをかじっていたり、激しく走り回るような場合は何らかの不具合を感じて、ストレスを感じていることが考えられます。ケージの置き場所やモルモットの過ごす環境を見直してみましょう。