お子様からペットを飼って欲しいと言われて悩んでいる方はいませんか?
ペットとして迎えるからには、子どもたちにもしっかりと責任を持ってお世話して欲しいですよね。
そこで、始めて迎えるペットとして人気のモルモットですが、室内で飼う時に気になるのが、やはり臭いについてです。
特にお客さんが家に来た時などには気になりますよね。
モルモットは臭いが強いと聞いたことがある方もいると思いますが、実はモルモット自体はあまり臭いは強くないと言われます。
では、モルモットの臭いの原因は何なのでしょうか?
モルモットの臭いの原因と飼い主ができる対処法についてご紹介します。
モルモットのケージは正しいお掃除方法で、臭いはかなり軽減されます。
お子様と掃除を分担するのもおすすめですよ。
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モルモットが臭いと言われる原因は分泌液
モルモットの臭いがくさいと言われる原因には、モルモット自身から出るものが臭いの原因になることがあります。
モルモットが出す臭いには以下の三つの臭いがある
モルモットの臭いの原因
- 皮脂腺から出る分泌液
- おしっこやうんちなどの排泄物
- 発情期
モルモットが健康的に生活していくうえで大切になるのが皮脂腺です。
ここから出る分泌液には独特の臭いがあり、この臭いが原因でモルモットの臭いがくさいと言われてしまいます。
この皮脂腺はモルモットの肛門付近にあるため、うんちなどの排泄物に分泌液が付着することによって、臭いが強くなってしまいます。
排泄物自体はそれほど強烈な臭いではありませんが、皮脂腺から出る分泌液が付着することによって、臭いが強烈になってしまうのですね。
また、モルモットが発情期になると、発情期特有の独特な臭いを出しますが、これも嫌な臭いの原因になります。
発情期のモルモットの臭いは独特な臭い
モルモットの臭いの原因の一つに、発情期に特有の臭いを発するとお伝えしました。
モルモットが発情期になると、体から独特の臭いを発して異性の気を引きつけようとしますこの臭いが嫌な臭いの原因になるのです。
また、モルモットの発情期には、メスのモルモットとオスのモルモットで発情期に違いがあるのも特徴です。
メスのモルモットとオスのモルモットの発情期の周期や臭いについてチェックしてみましょう。
メスのモルモットの発情期
メスのモルモットが発情する周期は15日~17日周期です。発情期には、オスのモルモットを引き寄せるホルモンの役割で、独特の臭いを出します。
オスのモルモットの発情期
メスのモルモットと違い、オスのモルモットは一年中が発情期です。メスのモルモットに比べると臭いもきついという特徴があります。オスのモルモットは、メスが発情する周期に合わせることができますが、一年中が発情期ですから、年中臭いを出しているということになります。
牧草がモルモットの臭いの原因になることも
モルモットが発する臭い以外にも、モルモットの臭いの原因になるのが「牧草」です。
もともとモルモットは草食性の動物です。ですから、モルモットの餌として牧草を与えることもあります。また、牧草はケージの中に敷き詰めて使うこともできるため、敷き詰めた牧草の上でモルモットが生活をすることもあります。
この時、敷き詰めた牧草の上でモルモットが排泄をし、それを牧草が吸収することが原因で嫌な臭いを発してしまうことがあります。
牧草がモルモットの排泄物を吸収し、それを掃除しないまま放置していると、ケージの中で雑菌が繁殖して臭いを発してしまいます。
モルモットのケージに牧草を敷き詰めている時は、こまめに掃除をして汚れを取り除くようにしましょう。
モルモットが汚れた牧草を食べてしまうことにもなりますから、そういった点も考慮してしっかりとお世話をしてあげてくださいね。
モルモットの臭い対策として飼い主ができること
モルモットは、お尻の近くにある皮脂腺から分泌液を出します。これが臭いの原因になりますので、お尻の近くを清潔にしてあげることで臭いの対策をすることができます。
自宅にあるものでできる対処法としては、軽く絞ったタオルでモルモットのお尻布巾を拭いてあげるという方法が効果的です。
こうすることで、分泌液がモルモットの排泄物に付着することを予防できますので、飼い主さんが定期的に拭いてあげると良いですね。
また、市販されているものの中には、モルモットにも使用することができる安全なペット用の消臭剤があります。こういったものを利用して、モルモットの臭い対策を行いましょう。
ですが、モルモットのオスは年中が発情期のため、こうした臭い対策だけでは悩みが解決できないこともあります。
その場合は、動物病院で去勢手術をしてもらうという方法もありますので、このような選択肢も考えてみると良いでしょう。
モルモットのケージの掃除を楽にするためにケージの選び方
モルモットが普段生活するケージを選ぶ時、掃除が楽にできるようなケージを選ぶと、毎日の掃除の手間を省くことができます。
掃除が簡単になれば、臭いの原因となる排泄物や牧草もこまめに掃除することができますよね。
- ケージの大きさ
ケージを選ぶ時の大きさは、高さが40センチメートル以上のものを選ぶようにします。これくらいの高さがあると、ケージの中を掃除するときにモルモットを抱えやすく、掃除もしやすくなります。 - 入り口の大きさ
ケージの入り口は、なるべく大きめのものを選ぶようにしましょう。入り口が広いほうが掃除がしやすくなります。 - ケージの床
ケージを選ぶ時は、床が金網状になっているものを選びましょう。床が金網になっていると、糞が金網をすり抜けて下に落ちるので、掃除もしやすくなります。
ですが、床が金網だとモルモットが金網に足を引っ掛けて怪我をすることもあります。そういった点を考慮して、どのようなタイプの床のケージが良いのか判断してくださいね。
モルモットのケージの掃除をこまめにしていても、いつの間にかケージに臭いが染み付いてしまうこともあります。
こまめに掃除を行なう事にプラスして、月に一回~二回程度はケージの大掃除をしましょう。熱湯で消毒をしたり、消臭スプレーを活用するなどして、定期的に臭いの対策を行なうことが大切です。
飼い主さんもモルモットも、お互いが気持ちよく生活できるためにも、こうした毎日の臭い対策が大切になります。