モルモットを飼う前に知っておきたいのが性格ですよね。モルモットにあまり活発なイメージはありませんが、種類によっては社交的な性格の子もいるようです。
基本的なモルモットの性格にはどのようなものがあるのでしょうか?オスとメスの性別の違いで性格も違ってくる?
できれば、性格が温和でなつきやすいモルモットを飼いたいですよね。そんなときにはこのようなことを判断基準に選ぶといいでしょう。
判断するポイントは、性別、年齢、モルモットの種類です。
モルモットを飼うのが初めて、生き物を飼うのが初めてという人に向いているのはどんな種類なのでしょうか?ペットショップでモルモットを選ぶときのコツやポイント、注意点を紹介します。
モルモットは群れで行動する生き物【2匹以上飼う場合の注意点】
モルモットはもともと群れて行動する生き物ですが、実際に飼うのは1匹が多いでしょう。しかし、お世話に慣...
モルモットとハムスター。どちらか迷ったらモルモットがいい理由
マンション暮らしでも、子供のために何かペットを飼いたいとお考えではないでしょうか?犬や猫は無...
モルモットが舐めてくるのは愛情表現!可愛い仕草とスキンシップ
モルモットが手を舐めてくるのは飼い主に対しての愛情表現のひとつなんです。モルモットを飼い始め...
モルモットの臭いの原因と対策について。臭わない掃除のポイント
お子様からペットを飼って欲しいと言われて悩んでいる方はいませんか?ペットとして迎えるからには、子...
基本的なモルモットの性格とは
種類によって性格にも若干の違いはありますが、まずがモルモットの基本的な性格を理解していきましょう。
モルモットは本来、外敵から身を守るために集団で行動をしていました。
小さな体なので外敵から狙われやすく、そのため性格は非常に臆病で警戒心が強いです。
環境の変化にも非常に敏感で、新しい飼い主の元に来たときはもちろん、ケージの位置や餌を変えるという変化でも、敏感に警戒してしまいます。
餌を食べなくなったり、水を飲まなくなることもあるくらいなので、飼い主にとっては小さな変化だとしても、モルモットにとってはストレスになってしまうのです。
馴れるまでに時間がかかることも十分に考えられますが、一度馴れると鳴き声でコミュニケーションを取ろうとしたり、後をついてくることもあります。
臆病で強い警戒心もありますが、その反面好奇心旺盛な性格も持ち合わせています。
慣れてくると、部屋の中を散歩してみたり、遊ぶ様子が見られるようになってきます。
オスとメスでは違いがある?モルモットの性格について
モルモットの性別による性格の違いですが、これは正直、性別だけの違いとは言い切れない部分もありますね。
人間でも男らしい性格の女性もいれば、女性らしい性格の男性もいますよね。
これと同じでオスだから、メスだからと断定出来るものではありませんが、参考程度のオスとメスの性格を紹介していきましょう。
オスのモルモットの性格について
オスのモルモットの方が、メスよりも懐きやすいと言われることが多いです。
比較的甘えん坊な性格の個体が多く、飼い主とのコミュニケーションをより好む傾向があります。
早くモルモットと仲良くなりたい、と考える場合は、オスを飼った方が懐いてくれるかもしれません。
メスのモルモットの性格について
オスと比べると、クールでマイペースなことが多いようです。
なんだか人間の女性と似ているでしょうか。
性格も比較的おとなしいので、仲良くなるには少し時間がかかるかもしれません。
一人暮らしなどで、長時間遊んであげられない環境であれば、メスの方が飼いやすいかもしれません。
モルモットがなつくとこんなこともできます
モルモットが飼い主に懐くまでは、犬や猫に比べると時間がかかることもあります。
しかし本来は寂しがりやな性格で、懐かない動物ではないので、徐々にコミュニケーションを取ることが出来るようになります。
馴れると甘えてきたりするので、人懐っこい性格でもあります。
モルモットが懐いてくれると、大人しく撫でさせてくれたり、抱っこさせてくれるようになります。
だんだん気持ちよくなって、そのまま飼い主の手の上で寝てしまうなんてことも。
そのまま寝るくらいになると、全く警戒している様子はなく、完全に馴れていると判断していいですね。
他にも冷蔵庫を開けると何かもらえるかと後をついてきたり、名前を呼ぶとこっちを向いたり近寄って来たりもします。
自分の名前を覚えることが出来るので、毎日名前を呼ぶことも懐いてもらうための一つの有効な方法です。
なつっこい性格のモルモットを見分ける方法
モルモット初心者は、より懐きやすい傾向の強い子を選ぶといいでしょう。
懐きやすいモルモットの特徴、まずは性別です。
先ほど性別だけでは性格を判断することは、一概には出来ないと説明しましたので、断言出来ることではありませんが、傾向を見るとオスの方が懐きやすいと思います。
オスの方が甘えん坊で好奇心があるので、飼い主に対しての興味も強く持ちます。
遊びたい、コミュニケーションを取りたいという気持ちが、オスの方が強いと言えるでしょう。
メスはオスに比べるとマイペースなので、自立している性格をしていることが多いですね。
次は若さです。
少しでも小さいうちから一緒に過ごした方が、より早く馴れてくれるからです。
大きくなってくると警戒心も強まるので、抱っこする段階までもかなりの時間がかかることもあります。
時期としては生後1~2ヶ月程度のモルモットが、一番ベストだとされています。
最後に、元気があるかどうかです。
元気がない、毛並みが悪い、目やにや鼻水がついているモルモットは、体調を崩して治療をしていることが考えられます。
治療などのストレスを抱えていると、健康的なモルモットに比べると懐くまで時間がかかる傾向にあります。
初心者が元気のないモルモットを飼育することは大変なので、元気のある子を選んだ方がいいです。
性格が温和で飼いやすいモルモットはこの種類
初心者でも飼いやすいと言われているのは、一番普及していて見かけることも多い、イングリッシュという種類のモルモットです。
モルモット本来が持つ、臆病さや警戒心もありますが、モルモットの中では比較的社交的な性格をしています。
自分からコミュニケーションを取るために、後ろをついてきたり鳴き声でアピールしてくることもあるので、早く仲良くなれる種類だと言えます。
短毛種と言われる体毛も短い種類なので、日々のお手入れもほとんど必要ないことも、飼いやすいポイントです。
長毛種はブラッシングをはじめ、カットや入浴の必要も場合によってはあるので、モルモット上級者向けになります。
モルモットという動物そのものが、体内でビタミンCを合成することが出来ません。
水にビタミン剤を混ぜて飲ませたり、野菜や果物を与えることでビタミンCを意識的に摂取させるようにしましょう。
あとは温度管理も行う必要はありますが、このような点に気をつけることが出来れば、イングリッシュモルモットはとても飼いやすい可愛い種類です。