ペットショップでよく見かけるモルモットの毛色は茶・黒・白が多くみられますが、クリーム色のモルモットはいるのでしょうか。
色の濃さによって、セルフホワイト、セルフクリーム、セルフチョコレートなど沢山の色分けがありました。
また全身一色のモルモットの他に、複数の色が混在したノンセルフというタイプもいます。
ノンセルフには2~3色の場合が多く、4色のモルモットは珍しいといいます。
ブチ・二毛・三毛などの種類も紹介します。
毛の長さや質や色にはそれぞれの組み合わせがあり、同じ個体はないそうです。
繁殖で生まれてくるモルモットの毛色を楽しみにしている人もいます。
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モルモットにはクリーム色もいる?毛の色は沢山の種類がある
モルモットは外見の可愛らしさも人気の理由の一つです。そこで外見を左右するモルモットの色について紹介いたします。
まずはモルモットの毛色の呼び方についてです。
- セルフ
セルフとは単色の事を指し、よく見かける黒、茶、白、一色の毛色はセルフブラック、セルフフレッド、セルフホワイトなどと呼ばれています。その他にもクリーム色や金色、ベージュ、赤茶、チョコレート色やグレーに近い茶色などもモルモットの毛色にあり、単色の場合はそれぞれにセルフを付けて呼ばれています。 - ノンセルフ
単色のセルフとは逆に、いろいろな色がミックスされた毛色の事をノンセルフといいます。
ノンセルフの代表的な毛色については次で紹介をしていきます。
クリーム色はある?モルモットのノンセルフの毛色について。
色々な色が混ざりあった毛色のノンセルフですが、毛色は白、黒、茶が混じったものが一般的です。
二毛と呼ばれる二色が混ざりあった毛色の個体や、三毛と呼ばれる三色が混ざりあったノンセルフが多く、それ以上に色が混ざりあう個体は非常に稀です。
また単色のセルフにも色によって呼び方があったように、二毛や三毛にも色や入り方によって名前が付けられています。
- ブチ
基本の白に、他の色が混ざります。 - ダルメシアン
こちらも基本は白、そこに黒色が混ざり名前の通り犬種のダルメシアンのような模様です。 - ハーレクイン
白に縞模様の様に濃い色が入るとこの呼名になります。 - ダッチ
こちらも白に他の色が混ざります。特徴は色が入る場所で、目、足、背中に入るとダッチと呼ばれます。うさぎを飼育したことがある方ならダッチラビットというと、想像をしやすいと思います。同じような色の入り方をすることから、モルモットにもこの呼名が付けられるようになりました。
このような毛色の他にもグラデーションの様に色が変化するローン、まだらに色が混ざり合うアグーチ、目の色が赤く、目、鼻、手足に茶色が入るヒマラヤンなども、ペットショップで見かけることの出来るノンセルフです。
クリーム色をお探しの方は、茶色が薄く入っている個体を探してみるなど、個体によって色や柄の入り方が違いますので、好みの個体を探してみてください。
モルモットのクリーム色は遺伝するのしょうか
親のモルモットの毛色は子供にも遺伝します。単色のセルフ同士の子供でも、親が白と黒なら、同じセルフで生まれてくることや、白黒が混ざり合ってノンセルフで生まれてくる場合など、親と全く同じだとは限りません。
モルモットを繁殖させる方にとっては、色の出方も楽しみにされているのではないでしょうか。
クリーム色などのモルモットは、その色の出方にも違いがあるでしょう。毛色だけではなく、長毛種や短毛種など毛の種類も合わせると、全く同じ個体はいないとも言われています。
人間も双子などのよく似た兄妹であっても違いがあるように、モルモットも同じ親から生まれても、全く同じ個体が生まれることはないのです。
繁殖をする方は、残念がらずにその個体の良さを楽しんでください。
人気のモルモットの毛色や特徴
モルモットは毛色や毛質の違いで沢山の種類に分かれます。そこで人気のモルモット、よく見かけるモルモットについてもご紹介していきます。
まずは先程も少し触れた毛質についてですが、短毛種と長毛種に分かれ、毛の長さに寄っても人気が分かれるところです。
モルモット初心者の方が飼育するなら短毛種がおすすめ。なぜならモルモットは猫のように自分で毛並みを整えますが、体の特徴から飲み込んだ毛を吐き出すことが出来ません。基本飼い主さんのブラッシングが必要となります。
しかし短毛種は毛が短いためブラッシングは1週間に1度程度でOK、それに比べ長毛種は汚れが毛に付きやすく、また絡まりやすいので毎日のブラッシングが必要となります。このようなお世話の大変さから言って、モルモットとの接し方になれていない方なら短毛種がおすすめというわけです。
そこで初心者の方にも人気のモルモットの種類はイングリッシュモルモット!ペットショップなどでもよく見かけるモルモットで社交的な性格を持ち合わせています。
また毛色はバリエーションが豊かなため、お好みの個体を選ぶことができるでしょう。
ブラッシングの必要がある毛質は、ノーマルとサテンタイプとに分かれます。サテンタイプは被毛がつややかなのが特徴ですが、お手入れに自身がない方はノーマルタイプを選んでくださいね。
イングリッシュモルモットは、値段が手頃なところも人気の一つとなっています。
モルモットの品種改良とは
モルモットの原産は南米、紀元前1000年頃に食用として飼育されていたのが始まりと言われ、そこから長い年月を欠けて、ペット用に品種改良がされ今に至っています。
もともとは捕食される側の動物なので、警戒心が強く臆病で日中は巣穴にこもって、敵に見つからないように過ごしていたので品種改良をされていも、この点は基本変わりません。
とはいっても人懐っこさなどは、品種に寄って違いがあり、イングリッシュモルモットはその点でも飼育をしやすく人気です。
また長毛種は観賞用に品種改良をされたモルモットの代表格です。アビシニアンモルモットは長毛でさらに巻き毛が特徴、一見すると寝癖がついているようにも見えますが、そこが可愛らしいポイント!巻き毛が多いほど価値が高いのです。
こちらはイングリッシュモルモットの品種改良なので、性格はほぼ変わらないと考えて大丈夫。長毛種の中では性格面から見ると飼育をしやすいと言えます。
モルモットは色々な掛け合わせから、さらに品種改良が進められています。希少価値の高い品種ほどお値段も高くなっていますので、その点もお家に迎え入れる際のポイントにしてくださいね。