子供にせがまれてモルモットを飼うことが決まったら、次はどんなモルモットにするかですよね。
実は、ペットショップで良く見かけるモルモット以外にもいろいろな種類のモルモットがいます。毛の短いもの、毛の長いもの、そして毛がほとんどない種類のモルモットもいるのです。
見た目で決めようと思っているかもしれませんが、種類によっては性格も価格もお手入れの方法も変わってきます。それを理解しないまま購入してしまうと、あとで後悔するかもしれません。
家族の一員となるモルモットなので、買う前にまずはモルモットの種類とそれぞれの特徴や価格について理解しましょう。初心者向けのモルモットについても詳しく説明します。
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初めてモルモットを飼う人におすすめの種類は【イングリッシュ】
モルモットを目にする場面と言うと、ペットショップや動物園でのふれあいコーナーで見かけることが多いかと思います。
そこで見るモルモット、考えてみるとほとんど同じ種類のモルモットではありませんか。
ペットショップや動物園で私たちが多く目にしているモルモットは、イングリッシュという種類のモルモットです。
一番見る機会が多いには理由があり、一番多く普及していて、一番初心者でも触れ合いやすいからです。
モルモットの性格特有の、臆病さや警戒心の強さも持っていますが、モルモットの中では比較的社交的な性格をしています。
そのため飼い主に慣れることも、モルモットの中では難しくないと言えます。
初めてモルモットを飼う人にはイングリッシュが一番おすすめ
性格だけではなく、体に生えている毛が短いので、お手入れの手間もほとんどかからないという点も、イングリッシュが飼いやすいと言われている理由です。
価格は色や模様によって多少変わることもありますが、3000円前後が一般的な価格です。
つむじがチャームポイントのモルモット【クレステッド】
次に紹介する種類は、クレステッドというモルモットです。
ペットショップなどで見かけることはあまりないので、馴染みがないという方がほとんどでしょう。
つむじがチャームポイントのクレステッドモルモットの特徴
体全体は直毛の短毛なので、先ほどのイングリッシュにとても似ています。
決定的な違いと言うと、頭のつむじの毛が逆立っていることです。
つむじ部分の毛は、体毛に比べると少し長めですが、お手入れが必要なほどではないので、クレステッドも手間はかかりません。
ただ性格は臆病な部分が強く、飼い主に慣れるまでは時間がかかることを理解しましょう。
早く仲良くなりたいからと、頻繁に近付いたりスキンシップを取ることは、モルモットにとって非常に強いストレスになります。
臆病な性格もモルモットの特徴だと理解することが、クレステッドと仲良くなるための入り口です。
多く普及している種類ではないので、価格は10000円前後になることが多いです。
くせ毛がかわいいモルモット【アビシニアン】
次に紹介するのは、アビシニアンという種類のモルモットです。
先ほどのイングリッシュやクレステッドよりも、体毛は長く5cm前後の長さがあります。
毛自体は直毛ですが、少し硬めの触り心地です。
くせげがかわいいと言われる特徴のアビシニアンモルモット
クレステッド頭にあるつむじが、体のあちこちにあるので、体毛全体が逆立ったようになっています。
まるで寝癖がついたように見え、なんだか愛嬌を感じます。
毛が逆立っているので、毛が多いように感じますが、見た目ほどのお手入れは必要ありません。
ブラッシングをしてあげるくらいで大丈夫です。
性格は比較的馴れやすく、モルモットの方からスキンシップを求めてきたりもします。
後をついてきたり、甘えてきたりと、非常に可愛い姿を見せてくれます。
価格は4000~6000円が多いですが、毛並みが左右対称になっていると価格が少し高くなる傾向にあります。
めずらしいモルモットの種類なら【スキニーギニアピッグ】
次に紹介するスキニーギニアピッグですが、今までのモルモットとは、見た目が大きく異なります。
毛のないモルモットと言われるスキニーギニアピッグの特徴
モルモットの特徴として、毛の長さやお手入れも説明してきました。
しかし、このスキニーギニアピッグはほとんど、または全く体毛がありません。
毛のないモルモットであり、子豚のような見た目からスキニーギニアピッグと呼ばれています。
体毛がないので、もちろん体毛のお手入れの必要はありません。
ただ、体毛がないからこそ皮膚病にかかりやすい一面があります。
寒さにも弱いので、温度管理にも注意が必要です。
皮膚のケアは必要なスキニーギニアピッグですが、他のモルモットよりも自己主張をしてくれます。
コミュニケーションをとるために鳴き声を出すこともあり、飼い主と仲良くなるのにそこまで時間がかからないでしょう。
スキニーギニアピッグを飼いたいとペットショップに行ったら、そこにいるのはほとんどがオスです。
メスは繁殖のために、ブリーダーの元にいるので、ペットショップで見ることはほとんどありません。
価格はオスが10000~30000円、メスだと20000~60000円くらいで、メスの方が価値が高くされていることが多いです。
どうしてもメスを飼いたい場合は、直接ブリーダーの元で譲ってもらうということになります。
初めてのモルモットの種類は短毛種から選ぶようにしよう
モルモットの種類を分けるとき、毛の長さから短毛種と長毛種に分けられます。
ここで紹介してきたモルモットは、全て短毛種に属しています。
反対に長毛種はその名の通り、毛の長い種類なので、日々のブラッシングは欠かすことが出来ません。
自分で毛づくろいをしたときに、長毛種は毛を飲み込みやすく、体内に溜まりやすくなってしまいます。
体内に毛が溜まってしまうと、食欲の低下や嘔吐、下痢を引き起こし重大な健康被害をもたらします。
そのためにも、日頃からのブラッシングやカットは非常に大切になっていきます。
中には入浴を必要とするモルモットもいるくらいです。
お手入れの面から考えても、モルモット初心者には短毛種の方が飼育しやすくおすすめです。