モルモットの巣箱について。
ケージの中にせっかく巣箱を設営してあげたのに全然入らない!
というモルちゃんも居ると思います。
モルモットは基本的には捕食動物なので、本能的に身を隠したいのです。
ですが、自分が安全な環境にいるとわかりきってしまった賢いモルちゃんなら、あえての巣箱は必要なく、隠れる場所がいらないのかもしれませんね。
巣箱に入らなくても、タオルの下に隠れたり、ケージの隅の方に身を寄せているのならそれが身を隠している行動なのかもしれません。
モルモットにも個性がありますから、飼育本通りの子じゃないんだと思って、モルちゃんが快適な空間だと飼い主さんが判断すれば良いのではないのでしょうか。
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モルモットに巣箱は必要?巣箱の必要性について
モルモットに巣箱は必要なのか?お家で飼っているモルモットが巣箱を利用しない場合、その必要性について気になりますよね。
結論からいうとモルモットにとって巣箱は必要です。もともと草原で日中は穴の中で身を潜めているモルモット。モルモットは他の動物に捕食される側の動物なので、見つかりやすい日中はこのように過ごしています。そして見つかりにくい夜になると行動するのが本来の姿です。
そのためペットとなった今も臆病で警戒心が強く、昼間はほとんど行動をせずに巣箱で過ごします。
しかしモルモットも人と同じで個体によって個性があります。とっても臆病な子もいれば、モルモットなのにあまり警戒心が見られない子がいるのも事実です。
また長い間飼育をしていると、その環境に慣れて巣箱以外の場所で眠ることが出来るモルモットも意外と少なくはありません。
そんなちょっと大胆なモルモットも、いつもはいない人がいたり、環境が違ったりすると巣箱に隠れるのが一般的です。巣箱はゆういつお家で飼っているモルモットが身を隠して安心できる場所だと考えて、設置をしてあげるようにしてください。
モルモットには巣箱が必要だけど、いらないモルもいます
大体のモルモットは巣箱を必要としますが、モルモットの性格によっては販売されている巣箱を使わない子もいます。
特に床材が牧草だったり木製チップの場合は、その下に潜り込んだり、お気に入りの毛布があって、そこに潜り込むのが好きな子をいるようで、自分の好みに合わせて巣箱に変わるものを利用しています。
モルモットが好みとしているものを使用してあげるのが一番ですが、モルモットは何でもかじってしまう習性があるので、そこにだけは注意をしなければいけません。
新聞紙はインクがついていますし、毛布やフリースなども飲み込んでしまうと大変です。ダンボールも同じですね。
このような点にも注意をしてケージの中に設置する巣箱を考えてあげましょう。ではどのような巣箱なら良いのか?安心して使用できる巣箱については次でご紹介していきます。
モルモットの巣箱は木製をオススメします
モルモットの巣箱はかじっても大丈夫な木製がおすすめ
個体によっては、かじり木だけでなくいろいろなものをかじってしまうモルモットもいるため、ダンボールや布などで巣箱を作ってしまうと食べてしまった時に心配です。
その点、木製のものならモルモットがかじり木の代わりに、噛んでも大丈夫!安心してケージの中に巣箱を設置することができますね。
ちなみにペットショップなどに行くと、モルモット用の巣箱が見当たらない場合がありますが、そんな時はうさぎ用を使用してOKです。モルモットを飼育している方はケージなども大きさがほぼ変わらないうさぎ用を使用している方がほとんどです。
モルモットを飼育している方の中には巣箱として適当なものがなく、自分で作る方もいらっしゃいますが、そんな時に注意してほしいのが塗料や接着剤です。
モルモットが巣箱をかじってしまうことを前提に、口にしても安全なものを使用して巣箱を作って上げてくださいね。
モルモットの巣箱。一匹だけならいらないことも
モルモットを多頭飼いされている場合は、モルモット一匹に対して巣箱を一つ用意してあげると、自分の居場所が作れるのでモルモットが安心して暮らすことが出来ます。
モルモットは臆病な動物ですから、基本隠れる場所がないと不安でストレスから体調を壊してしまう場合もあるので注意をしましょう。
しかしお家のモルモットは一匹で、巣箱があっても使用していない場合は、その子にとって巣箱は必要ないのかもしれません。
安心して暮らすことが出来る場所だとわかっていたり、個体によっては巣箱以外の場所を気に入って一日の大半をそこで過ごす子もいます。
最初から巣箱を設置せずにいるのは、モルモットにとって良い環境ではありませんが、今飼っているモルモットが必要としていない場合は、巣箱がいらない可能性もあります。
モルモットの性質をよく知ることは大切ですが、その子によって性格が違いますので、決めつけをせずに性格に合った飼育方法を考えてあげましょう。
モルモットの巣箱は基本的には必要。モルモットの習性を知って判断を
モルモットと巣箱についてお話してきましたが、何度かお話をしているように基本、モルモットに巣箱は必要です。
特に飼い始めは慣れない環境にモルモットも警戒を強めています。そんな時に隠れる場所がないということはストレスになることは間違いありません。
もともとモルモットは捕食される側の動物ですから、危険な場所で隠れる所がなく過ごすことがどれほど危険だと感じるか、想像がつきますよね。
しかし飼育をしていくうちにモルモットが飼い主さんに慣れ、またお家の環境に慣れて敵がいない生活を送っていくと、隠れ場所を必要としなくなるモルモットも出てきます。それは安心して過ごせる場所があるという証拠と言えるでしょう。
そのため飼い主さんにとってはモルモットには巣箱が必要としないのでは?とかんがえるかたも出てきます。巣箱がないとケージは広くなるし、掃除もしやすくなり飼い主さんにとってもスッキリしますよね。
今は敵がいなく、巣箱を必要としない環境ですが、基本臆病なモルモットですから大きな音がしたり、知らない人がお家にきたりしたときにはやはり巣箱が必要です。巣箱があると安心して隠れることが出来るからです。そんなモルモットの習性を考えて、巣箱を撤去するかどうかを考えてみてください。
また巣箱に変わるものをモルモットが気に入っている場合は、それをケージの中に入れて巣箱代わりにする方法もありますが、かじっているところを見つけたらすぐに取り出して、ケージの中に入れておくのはやめましょう。
普段はかじり木以外のものをかじらないモルモットでも、歯が少し伸びてきたり、ストレスを感じたときには他のものも噛んでしまうことがあります。
ケージの外にあるものも引っ張り込んで噛むこともあるのですから、ケージに入っているものにはより注意をしなければいけません。
モルモットに巣箱が必要かどうかは、飼い主さんの立場からではなく、モルモットの立場で必要性を考えることがいちばん大切なことです。