一人暮らしの寂しさを癒やしてくれるようなペットを飼いたい、とペットショップに行った時にモルモットを見ると、そのかわいさに参ってしまいますよね。
そこで気になるのが、モルモットの性格などの特徴。一人暮らしでも問題なく飼育することができるのかどうかが気になる人も多いのでは。
しかし、その体の大きさや性格の特徴、飼育する上での注意点が事前にわかっていれば安心して飼うことができるのです。
ここでは、モルモットを初めて飼うために必要な体格や性格などの基本的な特徴や一人暮らしの人が飼う上で注意すべき点について詳しく説明します。残業で遅くなったとしてもしっかりとお世話してあげることで、モルモットはあなたの大切なパートナーとなってくれることでしょう。
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モルモットの基本的な特徴について説明します
- モルモットの大きさはだいたい20㎝~40㎝となり体に対して、頭が大きく手足や尻尾が短いのが特徴です。
胴が長く手足が短いため、そんなに早く移動しなそうに感じますが約70km/時で走るという情報もあるので足の速い動物と言えるでしょう。 - 体重は、1キロ前後です。オスのほうが大きくなります。立ち上がると、20㎝~30㎝の壁を越えることができます。
- モルモットの歯はずっと伸び続ける常生歯となり、歯の長さを調整するためによくかじります。
- モルモットに丁度よい室内温度は20℃~27℃となり、湿度は40%~70%になります。暑さにも寒さにも強くありません。
- 草食動物となるので、エサは牧草や野菜などになります。夜に行動するので、エサを食べる時間帯も夜明けや夕暮れになります。
- エサをよく食べるのでうんちもよくします。しかし、そこまで匂いはしません。
うんちに顔を近づけるとようやく匂いに気がつけるくらいです。一日に約2センチくらいの細長いうんちを約200個します。 - モルモットの寿命は、7年前後ですが飼い方次第で10年以上長生きします。
モルモットの性格や鳴き声の特徴とは
モルモットは、穏やかでおとなしい性格となります。警戒心が強いので、慣れるまで時間がかかりますが慣れてくると自分の名前に反応したり、抱っこをしているうちに眠ってしまうこともあります。
あまり暴れたり、噛むことは少ないと言えるでしょう。鳴くことも少ないのですが、ご飯がほしいときや遊んでほしいときなどのように何か催促したいときにはキュウキュウと鳴くこともあります。嫌なときには、グルグルという鳴き方をします。鳴き声はとても小さいので、うるさいということはありません。
環境に対してとても敏感なので、ケージの位置を変えたりエサが変わると警戒してエサを食べないこともあります。
モルモットは寂しがりやの性格なので、よくなでてあげたり抱っこをしてあげることでどんどん慣れていきます。はじめのうちは、嫌がることもあるでしょう。そんなときには、無理に触るのはやめましょう。慣れてきても、1日1時間程度にしておくといいでしょう。
モルモットが1才、2才のうちは夜に電気を消したとたん激しく動き回ったり鳴くこともあります。エサや水を切らしてないか確認して少し放っておくことも必要です。
一人暮らしでモルモットを飼うときにかかる費用と注意点
モルモットを飼うときにはどのくらいの費用が必要なのでしょうか?
購入する際の参考にしてみてください。
- ケージ 5000円
- 巣箱 1000円
- 給水器 1000円
- 床材 700円
- ペットシーツ 600円
- 餌入れ 500円
飼い始めには、約1万円くらいの費用がかかります。
一ヶ月のエサ代は1300円くらいで、年間にすると約1万5千円ほどになります。エサ代の他にかかるのが床材の金額です。
匂いはそこまできつくはありませんが、掃除は毎日しなくてはいけません。
また、病気になったときには診療台がかかります。初診料は2千円前後で万が一手術が必要のときには、2万円くらいかかることもあります。
手術が必要になるほどのことは、そうそうあることではありませんがこのような病気に気をつけましょう。
- 皮膚炎
- 中耳炎
- 尿石症
- 歯の病気
- ビタミンC欠乏症
- 熱中症
病気にかからないようにするには、モルモットの異変に気がついてあげることです。栄養バランスのよい食事や室温や湿度に気をつけてあげましょう。
帰る時間が遅くてもモルモットのお世話は必要です
あなたが毎日ご飯を食べてトイレに行ってお風呂に入るように、モルモットにも最低限の生活を与えてあげなくてはいけません。
できれば、朝と夜にペレットや牧草をあげましょう。
お水は一日に1回は取りかえてください。毎日の掃除は、できるだけ簡単にすむように工夫するといいでしょう。普段の掃除は10分もかかりません。もちろん、毎日しようと思ってはいてもできないときだってあるでしょう。体調がよくない、急な仕事など思いがけないこともあります。
しかし、部屋が暑くなりそう、寒くなりそう、もしかしたら帰りが遅くなって掃除をしたくなくなるかもしれないと考える、予測をすることはできますよね。
少しくらいの暑いや寒いはあなたにとっては大したことはなくとも、モルモットにとってみたら命に関わることというのを忘れないでください。
飼う前は、いろいろなことを心配したり不安に思うものです。ですが、実際に飼ってみるとその可愛さに餌やりや掃除の時間がとても楽しい時間に変わります。
きっと、なぜそんな心配をしていたのだろうと思うほどにモルモットの可愛さにメロメロになってしまうでしょう。そのくらい、可愛い生き物なのです。
モルモットの種類によっても値段は違います
モルモットの種類をご紹介します
- イングリッシュ・・・臆病ながらも社交的です。モルモット初心者におすすめな種類で毛色のバリエーションが豊富で毛質は2種類あり、ノーマルタイプとサテンタイプがあります。1匹の値段は約2千円~3千円です。
- シェルティ・・・直毛の長い毛が特徴的です。脇腹の毛やお尻の毛も長いので短く切ってあげる必要があります。ブラッシングが必要です。1匹の値段は約1万円です。
- クレステッド・・・臆病な性格となります。特徴として頭につむじがあります。頭の毛が少し長く、体の毛は短いのでブラッシングの必要があまりありません。1匹の値段は約1万円です。
- アビシニアン・・・全身につむじがあります。毛の長さが5センチ程度あり少し硬めです。鳴き声で意思表示をします。1匹の約値段は5千円です。
- テッセル・・・長い縮れ毛、柔らかい毛質が特徴です。ぬいぐるみのような見た目と肌触りなのですが、毛玉や縮れているのでゴミがつきやすためマメなブラッシングが必要です。1匹の値段は5千円です。