モルモットの飼い方を間違えると寿命を縮めてしまう事になる

家族全員のアイドルになっているペットのモルモット。
いつまでも家族の一員として癒やしを届けて欲しいので当然長生きして欲しいものです。
モルモットの寿命を縮めてしまうような飼い方はしていませんか?

モルモットが快適に暮らして、いつまでも元気で過ごせる環境の作り方をご紹介します。
モルモットにはやってはいけないことがあります。注意点をふまえていつまでも元気に過ごさせてあげてください。

快適な環境作りで家族全員が幸せになれることでしょう。

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モルモットの飼い方次第で寿命は縮まります。正しい飼い方とは

愛らしい表情でいつも家族を癒やしてくれるモルモットですが、残念ながらその寿命はあまり長くはありません。

種類によっても多少の違いはありますが、平均すると4~8年の寿命だとされています。
平均なのに大きく開きがありますよね。これは飼い方によって、寿命が長くも短くもなるからです。

モルモットは臆病で警戒心が強いので、ストレスに非常に弱い動物です。
ストレスを感じるだけでも寿命が短くなってしまうので、モルモットと一緒に過ごす時間を増やすために正しい飼い方を知る必要があります。

ケージが快適でないとストレスを感じ寿命が短くなることも

人間も自分の家の環境が整っていないと、ストレスを感じます。それはモルモットにとっても同じことです。

清潔に掃除されていない、床材が歩きにくいもの、寝床が固いなどのことも大きなストレスです。

モルモットが安心して快適に暮らせる環境が大切です。

モルモットに餌が合っていない

好きな餌ではない、栄養バランスが整っていないこともストレスです。
適切な餌を食べれていないと、体調を崩す可能性があるので、餌はとても大切です。

餌と同様に清潔な水も重要です。
モルモットは一日にたくさんの水を飲むので、新鮮で十分な量の水がないことはストレスです。

他の動物とモルモットを一緒に飼っている場合

モルモットの他にペットを飼っている家庭は、注意が必要です。

モルモットにとって他の動物は外敵のように、恐怖を感じる対象です。
犬や猫などモルモットより大きな動物は、近くで飼育しないようにしましょう。

出来れば部屋を分け、モルモットに他の動物の存在を感じさせないことがベストです。

モルモットの寿命を延ばす為に。やってはいけないこと

モルモットの寿命を延ばすために、やってはいけないことを見ていきましょう。

モルモットは体温調節が苦手なので温度管理をしっかりしよう

モルモットは体温調節が苦手な動物です。
なので飼い主がしっかり温度管理をしてあげましょう。

20~26度が快適な温度なので、いつもこの温度で過ごせるように気を付けましょう。
直射日光で暑く感じないように、ケージの場所も意識して下さい。

温度同様に湿度にも弱く、40~60%が快適な湿度です。

モルモットは排泄が多いので掃除は絶対しましょう

モルモットは小動物にしては大食いで、排泄物の量もなかなかです。
トイレを覚えず、ケージのあちこちに排泄するので、こまめに掃除をしないとあっという間に汚れてしまいます。

ケージの汚れは病気の原因にもなるので、毎日の掃除が必要です。

モルモットには食べられない食材がある

モルモットは草食動物なので、野菜や果物も好んで食べます。
しかし、消化不良や中毒の危険から絶対に食べてはいけない食材もあるので、モルモットに食べさせないことはもちろん、モルモットが誤って食べないように注意しましょう。

ネギ類、ニラ、アボカド、ひまわりの種などは少量でも食べさせないで下さい。

大きな物音はモルモットを驚かせるので注意しましょう

モルモットは性質上、外敵や大きな物音に敏感に驚いてしまいます。
これは命にも関わるほどのストレスなので、寿命を縮めてしまう原因にもなります。

なるべく静かな環境で過ごせるように、ドアの開け閉めや足音には気を付けましょう。
人の出入りの多い場所にケージを置かないようにしてあげます。

モルモットの寿命を延ばす正しい飼い方、食べる事ついて

モルモットの寿命を延ばすためには、食事も重要なことです。

モルモットは完全な草食動物です。
基本的にはペレット、牧草、野菜を主な餌として食べます。

特にモルモットの体質に合わせて、餌を選ぶ必要があります。

モルモットは、自分の体内でビタミンCを作り出すことが出来ません。
そのため、モルモット用のビタミンが豊富に含まれているペレットや、野菜から積極的に摂取する必要があります。

モルモットにとって牧草も非常に大切で、繊維質が豊富なので腸内環境を整えてくれます。
またよく噛むことで、生涯伸び続ける歯をすり減らしてくれる役目もあります。
好きなときに食べられるように、ケージ内に置いておくようにします。

食事とともに、飲水もとても重要です。
モルモットは水をよく飲むので、カルキを抜いた新鮮な水を与えます。朝と夜にそれぞれ交換出来ると理想的です。
夏場は気温で水が痛むことがあるので、一日に三回交換してもいいでしょう。

モルモットの寿命を延ばすにはストレスは与えないように

先ほども説明したように、モルモットは非常にストレスに弱い動物です。
人間にとっては気にならないことでも、モルモットにとっては寿命を縮めてしまうほどのストレスになることもあるのです。

反対にストレスを最小限にしてあげると、平均寿命まで生きてもらうことは難しいことではありません。
長生きしてもらうために、モルモットにストレスを与えない工夫を家族みんなでしていきましょう。

モルモットは大きな物音が苦手で、敏感に反応してしまいます。
なるべく静かに過ごせるようにしてあげたいので、ケージは出入りの多いドアの近くに置くことはNGです。

家電製品の音も、意外と気になるものです。
テレビやキッチンの近くに置くことも避けることをおすすめします。

普段は静かな部屋で過ごさせて、定期的な散歩のときにリビングを歩かせるようなスタイルがいいですね。

齧歯類であるモルモットの歯は、生涯伸び続けます。
歯が伸び続けてしまうと、食事が出来なくなり健康にも被害を与えます。
これではストレスにもなり、直接的な寿命への影響もあります。

好きなときにかじって遊べるおもちゃがあると、ストレス発散にもなり、健康にも良いです。
かじるという習性も理解してあげましょう。

モルモットにとってはいろいろなことがストレスになるので、様子を観察してストレスになり得ることはすぐに解消していきましょう。

モルモットの寿命を延ばす正しい飼い方。衣食住の衣も大事

最後にモルモットにとっての衣食住、その中の「衣」について紹介したいと思います。

モルモットにとっての「衣」とは、適切な温度を保つための布製品のことを指します。
モルモットが過ごしやすいと感じる温度は、20~26度です。
体毛のないスキニーギニアピッグという種類は20度が適温なので、種類によって多少感じ方が違うことも理解しましょう。

寿命を延ばす上で、適温な空間で過ごすということも大切な要素になります。

モルモットは体温調節が苦手で、特に暑さには非常に弱いです。
30度を超える環境では、命への危険も及ぶほどです。
室温だけでなく、ケージが直射日光に当たったりしないようにということにも配慮していきます。

湿度は40~60%での空間が望ましいです。

それでも、夏や冬は特に温度の変化が起こることがあります。
そんな状況でも適温を保つために、布製品の出番です。

ケージ内の床材や、巣箱をに使う方法がいいでしょう。
冬はペットヒーターを利用すると、温度を維持することが出来ますね。

布製品を使うときは、モルモットがかじって飲み込んでしまわないように、タオル生地のものは避けましょう。
歯に引っかかりやすいので、簡単に糸を飲み込んでしまいます。

モルモットが暮らしやすい環境を作ることが、寿命を延ばすために大切なことです。