モルモットの基本的な飼い方と人気の種類【初心者向け】

お子様からペットが欲しいと言われ、モルモットを飼おうかどうかお悩みの方はいませんか?
犬や猫のお世話は、子供がするとなるとちょっと大変ですが、モルモットは初めてペットを飼うという方にも、飼いやすく人気のペットです。
モルモットにも、さまざまな種類があるので、初めて飼う方やお子様のいるご家庭には、なつきやすい種類がおすすめです。

モルモットの特徴や飼い方、エサの与え方などご紹介します。

モルモットは上手に育てると人間にもなつく動物です。
モルモットが怖がらないように、ゆっくり時間を掛けて仲良くなりましょう。

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初心者向けモルモットの飼い方。まずはモルモットの特徴

モルモットを飼おうか悩んでいる方に、まずはモルモットの特徴について紹介したいと思います。
モルモットのことを知ることが、最初の第一歩です。

  • 性格
    モルモットを飼う上では、性格を知ることは必要不可欠です。
    モルモットは本来、外敵から隠れて身を守るという方法で生きてきました。
    そのため非常に臆病で警戒心が強く、環境の変化にも得意ではありません。
    初めて飼い主の元にやってきたときは、特に注意が必要です。
    しかし、臆病ばかりではなく好奇心も旺盛で、慣れてくると感情表現もするようになるので、コミュニケーションが取れるようになることも十分可能です。
  • 体の特徴
    見た目はずんぐりとした体型が特徴的です。
    短い手足に、丸みのある体がなんともかわいらしいです。
    小動物ではありますが、体長は20~30cm、体重は1kg前後まで大きくなるので、ケージにもある程度の大きさが必要になってきます。

  • 齧歯類であるモルモットは、その歯も特徴的です。
    前歯が4本、奥歯が16本の合計20本の歯があります。
    この歯は一生伸び続けます。
    歯が伸び続けてしまうと、不正咬合という状態になり、食欲の低下や感染症を引き起こすこともあるので、常にかじることで歯の伸び過ぎを防ぎます。
  • 生活
    基本的にモルモットは夜行性です。
    なので、昼間はゆっくり眠れるように静かな環境で過ごせるようにします。
  • 寿命
    種類や個体にもよりますが、約6~7年くらいなことが多いです。
    飼育法やストレスを与えないことで、長生きさせてあげましょう。

モルモットの人気の種類をご紹介

モルモットにはいくつもの種類があります。

比較的飼育しやすいモルモットの種類を紹介します

  • イングリッシュ
    モルモットの中で一番普及していて、私たちに一番馴染みのあるモルモットがイングリッシュです。
    ペットショップで見かけたり、動物園で見かけるモルモットのほとんどがイングリッシュという種類です。
    性格もモルモット特有の臆病さはありますが、比較的社交的で人間にも馴れやすいので、初心者でも飼いやすいモルモットです。
    体毛が短いので、ブラッシングなどのお手入れもほとんど必要ないことも飼いやすさの一つです。
  • クレステッド
    続いてクレステッドという種類のモルモットです。
    イングリッシュと似たような見た目ですが、頭部の逆立った毛が特徴的です。
    あまり普及していないので、見かけたことがないという方も多いでしょう。
    お手入れの必要はほとんどありますが、性格がとても臆病なので、馴れてもらうまでは時間がかかりそうです。
  • アビシニアン
    イングリッシュやクレステッドよりも、体毛の長い種類になります。
    全身につむじがあるので、体のあちこちの毛が逆立っています。
    この毛並みが左右対称だと、希少価値が高いようです。
    性格は馴れるまでは警戒していますが、懐くと自分からコミュニケーションを取ろうと寄ってくることがあります。
    お手入れは軽くブラッシングするくらいで大丈夫なので、スキンシップの時間にもなりますね。

なつきやすいモルモットの選び方

モルモット本来の性格は臆病ですが、その中でも特になつくまでに時間がかかるモルモットもいます。
初心者であれば、少しでも早くなついてくれるモルモットがおすすめです。

なつきやすいモルモットの選び方は

  • 性別
  • 若さ
  • 健康状態
    が関係してきます。

まずは性別です。
性別に関しては、必ずしも当てはまるということではなく、参考として見て下さい。

比較的オスの方が、甘えん坊で好奇心がある子が多いです。
その分、飼い主に遊んでもらいたいという気持ちや、飼い主への興味を抱くようになる傾向があります。

次に若さです。

小さい頃から一緒に過ごす方が、より馴れやすいです。
成長とともに警戒心も高まるので、仲良くなるには時間がかかります。

免疫力のことも考えると、飼育始めは生後1~2ヶ月くらいのモルモットが飼いやすいです。

最後に健康状態です。
初心者にとって、健康状態の良くないモルモットを飼育することは簡単なことではありません。

健康に問題があるモルモットは、何か治療を受けている可能性があります。
臆病なモルモットにとっては、健康になるための治療であってもストレスになり、警戒心を強めてしまいます。

その分、人間に馴れるまで時間がかかることが考えられるので、初心者は特に健康状態の判断も重要な選び方になってきます。

モルモットの飼い方。飼育に必要なもの

モルモットがおうちに来る前に、必ず必要なものがあります。
最低限の必要なものは、事前に用意しておきましょう。

  • ケージ

1kgくらいの大きさに成長するので、高さは40cm前後、幅は60cm前後の大きさは必要です。
モルモット用のケージはなかなか販売されていないので、うさぎ用のケージをおすすめします。

モルモットは排泄物の量が多く、トイレを覚えない習性なのでいろいろな場所に排泄します。
出来るだけ掃除しやすいケージを選ぶといいですね。

通気性も大切です。
空気の循環がにしくいような、密封したケージはおすすめしません。
金網メッシュタイプがお手入れもしやすく、通気性もいいので最適です。
湿度や温度には十分気をつけてあげましょう。

ケージの中に巣箱、床材、かじるためのおもちゃも一緒に入れてあげましょう。

  • 餌と水

餌と水は欠かせません。
モルモットに必要な餌は、牧草・ペレット・野菜です。
ビタミンCと繊維質が特に欠かせないので、バランスを考えてあげましょう。

水は傷まないように、一日2回は交換しましょう。
給水ボトルに入れると、モルモットも飲みやすく汚れを防ぐことが出来ます。

モルモットの飼い方。好きな食べ物と与えてはいけないもの

モルモットを飼育するには、好きな食べ物と食べてはいけないものを、正しく覚えておく必要があります。
絶対に人間と同じものは与えないで下さい。

好きな食べ物

  • 牧草
  • ペレット
  • 野菜

モルモットは自分でビタミンCを作り出すことが出来ません。
ビタミンCが不足すると、関節の異常を引き起こし歩行が困難になってしまいます。
そうならないためにも、ペレットや野菜で摂取させてあげる必要があります。
ブロッコリーやキャベツ、オレンジに豊富に含まれています。

牧草は腸内を整える繊維質が豊富に含まれていて、伸び続ける歯をすり減らすためにも欠かすことが出来ません。
いつでも食べられるように、置いておきましょう。

食べてはいけないもの

  • ネギ
  • アボカド
  • チョコレート
  • コーヒー

これらのものは、少しの量や加熱したものであっても絶対に与えてはいけません。