モルモットに散歩させる時の注意点とリードの必要性について

モルモットを飼う上で、いろいろな理由から散歩はさせた方がいいと言われていますよね。ケージから出してあげるだけでも散歩になるようですが、天気が良い日はぜひ外に連れ出してあげたくなります。

でも、小さなモルモットを連れて外を散歩させるとなると犬のようにリードをした方がいいのか、そして他の動物から守るためにどうすればいいのか心配になりますよね。

しかし、実際に飼っている人の中にはリードなしでも飼い主が注意すれば問題ないという意見が多いようです。

今回はモルモットを外に出して散歩させる場合の注意点とリードの必要性について説明します。

あわせてリードをつけて散歩している人の体験談もご紹介しますので、参考にして下さい。

モルモットの中でも人気の『ペルビアン』長い毛のお手入れ方法

モルモット上級者向けの『ペルビアン』品のあるフワッフワの毛並みが、癒やされますよね。...

イングリッシュモルモットの飼い方!飼いやすいと人気の理由

モルモットを飼いたいというお子様と、どんな種類のモルモットにするかお悩みの方も多いと思います。モ...

モルモットの飼い方は?一人暮らしでもモルモットを飼えるか解説

一人暮らしが寂しくてモルモットを飼いたいと思っている女性もいますよね。でも、自分がお仕事などで外出し...

モルモットの鳴き声は賃貸アパートで迷惑になるのかについて解説

これからモルモットを飼おうか悩んでいる人で、賃貸のアパートに住んでいる人は、モルモットの鳴き声がご近...

モルモットのデメリットを理解して飼うかどうかを決めよう

子供の友達がモルモットを飼っていることを知って「うちでも飼いたい。」と子供に言われると、モルモットな...

モルモットの皮脂腺とは・皮脂腺から出る分泌液などの臭い対策

モルモットを飼育し始めたばかりの飼い主さんの中には、モルモットの臭いについて頭を悩ませている人もいま...

モルモットは音に敏感!ケージを置く場所と怖がる音への対処法

元気なお子さんがいるご家庭でモルモットを飼育していると、お子さんが元気に走り回る音にモルモットが怯え...

モルモットの毛並みが悪いなら定期的なブラッシングとシャンプー

最近モルモットの毛並みが悪いという気がしていませんか。モルモットには、ブラッシングが必要なの...

モルモットを1ケージで多頭飼いすることは可能だが注意が必要

モルモットを新たに迎え入れたいけど、1ケージで多頭飼いしてもいいのかと悩んでいませんか?既に...

モルモットは遊ばせ方の工夫でストレスを与えない安全な飼育を

モルモットの遊ばせ方についてどんな風に遊ばせたらいいのかお悩みのあなた。モルモットをせっかく飼っ...

モルモットの価格が知りたい。手頃な価格と種類別の価格について

動物園で見かけて触れ合ったモルモットをどうしても飼いたい、と子供達におねだりされていませんか。...

モルモットは環境の変化に敏感!モルモットを迎える時のポイント

これから家にモルモットを迎えようと思っている人もいますよね。新しい家族が加わることにワクワクしている...

モルモットの種類による値段の相場と購入場所について解説します

子供と相談してモルモットを飼うことは決めたものの、どのくらいの値段がするのか気になりますよね。...

モルモットを抱っこをしようとしても逃げる!上手な抱っこの方法

モルモットを飼っていても、なかなか思うようになついてくれないとお悩みの方はいませんか?抱っこしよ...

モルモットの床材としてタオルを使う方法と注意すること

モルモットの床材には、牧草や木製チップ、スノコ、ペットシーツなどいといろなものがありますが、何にすれ...

モルモットにも散歩が必要だと言われる理由とは

「モルモットは臆病で怖がりな性格、だから散歩なんて無理では?」「ケージの中だけで過ごすのがモルモットにとっても良い環境なのでは?」と、思ってしまいます。

モルモットが臆病でストレスをためやすい性格なのは間違いありませんが、それと同時に意外と好奇心が強い動物でもあります。

またストレスを好奇心で解消すると言う性格も持ち合わせているので、散歩が必要だと言われています。

しかしこの散歩、外ではなく部屋の中で十分です。そして多くの飼い主さんが部屋の中で散歩をさせていて部屋んぽなんて呼んでいます。

もちろん部屋の中でも電気のコードや、人の食べ物など、モルモットにかじられてしまっては困るものがたくさんあるので、部屋んぽでも十分に注意が必要です。

モルモットを散歩する場合のリードの必要性とは

モルモットは基本、外を散歩させる必要がありませんが、たまにリードを付けてお散歩をしている写真などをブログなどで見かけるときがあります。

モルモットはおひさまに当たることが好きなので、リードを付けて散歩に出る方も中にはいるようです。

そこで散歩をするときのリードの必要性について考えてみます。

モルモット専用のリードが販売されていない理由

モルモットのリード自体をあまり聞いたことがありません。

使用している方はオーダーメイドのものを使用しているか、うさぎ用を使っているのではないでしょうか。

そもそもモルモット用が販売されていないのは、モルモットに外での散歩が必要ないからです。

好奇心が旺盛なモルモットですが、もともと自然界では夜行性で捕食される側の動物です。日中に堂々と外に出てエサを食べることは、まずないでしょう。そして外に出たとしても、外敵にいつ襲われるのではないかと怯えてしまいます。

また猛禽類に襲われることが多いモルモットは、上から鷲掴みにされたり、強い力で引っ張られることを嫌います。

危険を察知した時に、飼い主さんは思わずリードを強く引っ張ってしまいますが、それもモルモットにとってはそれも強いストレスになるはずです。

どうしても外で日光浴をさせたいのなら、リードを使用しての散歩ではなく、サークルを使用して自由に運動をさせて上げる方法のほうがおすすめです。

モルモットを散歩させる場合の注意点について

モルモットから目を離さない

モルモットを外で散歩させたり、サークルを使用して日光浴をさせる場合は、いくつか注意点があります。

まず他の動物に襲われないように目を離さないこと、コレが一番です。

散歩をしていれば、犬の散歩をしている人にも出会うことが多いでしょう。モルモットに犬が近づいてこないように注意をしてください。

また外を歩いている猫は意外と多いので、こちらにも十分に注意をしましょう。散歩中の犬ならリードと飼い主さんがついていることがほとんどですが、外にいる猫は基本自由です。急に飛びかかられるとモルモットの命にかかわることもあります。

その他にも空中からの敵に対しても注意が必要!カラスなどの鳥が空中から近づかないようにしっかりとモルモットの安全を守って上げてくださいね。

さらに夏場の暑い時期は、人が熱中症にかかってしまうように、モルモットにとっても太陽の強い日差しは危険です。特に体の小さなモルモットは人よりもすぐに熱を溜め込んでしまいますので、真夏のお散歩は避ける。日陰になる場所を作るなど、サークルを利用する場合にも注意をしてあげてましょう。

ちなみに外に生えている雑草には毒性があるものも多々見られますので、モルモットが間違って口にしてしまわないか、その点にも注意が必要だということもお忘れなく。

モルモットをケージから出してあげるだけでもストレス発散になります

モルモットはストレスをためやすい動物だということは、モルモットをすでに飼育している飼い主さんならご存知ですよね。

何らかのストレスがモルモットに加わると、ケージなどあらゆるものを噛んでしまうことがあります。

かじり木以外の硬いものを噛んでしまうと、不正咬合を起こしたり、時にはモルモットの歯が折れてしまうこともあるので、ストレス発散を促して上げる必要があります。

そこで部屋んぽです。お家に十分に慣れたモルモットはケージを開けてあげると、喜んで部屋の中で冒険を始めます。

コレが習慣づくと、だいたい決まった時間になるとケージをかじって、外に出して!とアピールをするモルモットもいます。

外にお散歩に連れて行かなくても、ケージを開けて部屋の中に出してあげるだけでも、モルモットにとっては十分にストレス発散になるので、好奇心旺盛なモルモットなら、毎日部屋んぽをさせて上げてくださいね。

時間は多くても1時間ほどでOKです。小さなお子さんがいる場合や、かじられたくない物が部屋の中にたくさんある場合は、ケージを利用して部屋さんぽを行ってください。

ケージの入り口を開けておいてあげると、モルモットは自分でお家に変えることもあります。モルモットの運動はその子の性格にもよりますので、無理強いは禁物。モルモットの主体性におまかせしてください。

モルモットの散歩にリードを使用している人もいます

臆病な性格のモルモットは外の散歩には向いていませんが、その子の性格にもよりますので、外で散歩をしてもそれほどストレスにならないモルモットも中にはいるようです。

またモルモットと一言で言っても、種類によってはその大きさも様々なのでうさぎ用でも大きい場合が合ったり、小さい場合が合ったりとそれぞれです。

うさぎ用でリードが小さい場合は、チワワなどの小型犬用のリードを使用している方もいます。

しかし獣医さんに聞いてみるとモルモットにリードやハーネスは、基本的に骨格に合っていないといいます。そしてやはり安全面を考えるとお家の中での運動をおすすめだということです。

またハーネスやリードを強く引っ張ったことに寄って脊柱を傷めてしまうこともあるようです。ハーネスやリードは動物を危険から守るために使用しますが、逆にモルモットの場合は繊細なので怪我をしてしまう危険性もあります。

そのような点を十分に考慮して外を散歩するか、リードやハーネスを付けるかどうかを考えてみてください。

モルモットだけなく、動物の飼育全般に言えることですが、まずは動物が安心安全に暮らせること、そして飼い主の意見ではなく、動物の気持ちになってどのような飼育方法が良いのか考えることが一番大切です。